第8話ヤバイ弟子(前半)

この間ギルドに行った時にバカにされ、おれのパーティーのロリ達は若干傷ついているようだ。しかもあのめんどくさがりのジールが自身の力でパワーアップ(ゴーレム戦の時に血を飲んだ状態)しようとするくらい悔しかったらしい。

「シブキ〜」

「ん?」

「もう一回血を飲ませてくれない?」

「自分で努力しろ!」訂正しよう、やはりジールはジールだった、

だがラフナは森へ行ってレベル上げ、シャウはナイフの手入れをして、ジールもジールなりに何かをしている。そう、暇なのは俺だけである。


ラフナside

「とりあえず、ここら辺の狼は倒したか」

そう言うと同時にラフナの装備が光ってバックの中へ戻っていった

「魔力もあと少しだし、飴をなめて酔っ払うわけにもいかないから、今日は帰ろうかな」と思っていると、目の前に召喚石のような物が落ちていた「? とりあえず持って帰ろう」


シブキside

あいつらみたいにする事ないんだよなー

てかそもそもまだスキルとかも決めてないし

そう考えていると後ろから声がした

「この間、ギルドでタール達を殴った人ですよね!?」

振り返るとおれと同じ年くらいの女が立っていた、おっと面倒ごとの予感

すると予想的中

「弟子にしてください‼︎」


ジール・シャウside

「なぁジール、お前って吸血鬼なんだろ?」

「そうだけど?どうかした?」

「血を吸っているところを見た事がなかったから大丈夫なのかなって」

「そうだなぁ、最近シブキ飲ませてくれないから、少し貧血気味」

‼︎「是非とも私の血を飲まないか!?」

「え‼︎いいの?」

「ああ、仲間が貧血だったら困るからな!」

「じゃあいただきまーす‼︎」


シブキ・???side

「なあシブキの兄貴ー!弟子にしてくれよー!」

「お前の兄貴になったつもりはないぞ!アルシス!!」

こいつの名前はアルシス・シーブ、黒髪で右目にかからないようにピンがとめてある、左目白、右目青のオッドアイだ、

顔は可愛いのだろう

普通の人が見たらな‼︎

そう、おれはロリコンだ

そもそも面倒事は今までロリが関係してるからやっていた訳で、いくら可愛くても全部引き受けるわけじゃない。

「そんなぁー!頼みますよー!俺、シブキさんに一目惚れしたっす!」

女が自分を俺だと!?

「どこにおれに惚れる所がある!?」

「自分、タール達に腹が立ってたんっすよ、ですけど以外と強くて・・・、するとある日、タール達をボコボコにしたシブキさんがっ‼︎憧れましたっ!そしてその強さの秘訣を教えてもらうために」

「弟子になろうと、めんどいから嫌だ」

「それに私魔法だったら初級のはほぼ使えるんで、戦う事も出来るっすよー‼︎」

スルー?

「本当にめんどくさいなー、な、やめろ!飛びついてくんな‼︎わかった!お前の実力を見るから‼︎洞窟に行くぞ!」

「わーい!」

めんどくさいがそこで少し考えてやるか


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