第25話・三人の魔物
普段、彼はあまり故郷から出ることがない。大体は、
「
そう言いながら、友人ストラーナの思いがけない登場に、長谷寺はパッと立ち上がって彼の元まで行くと、嬉しそうな笑みを浮かべて挨拶の
「もー…
ストラーナの手には、指輪が二つ、美しい金細工のブレスレットが二つあった。それぞれ、神気・邪気・妖気・闘気を
「すごーいっ!キレーッ!!これ貰ってイイのっ?」
[イイのっ?]と聞きながら、ストラーナの手の上にある装置を次々と取っていき、人差し指と中指、左右の手首に装置を
「ストラーナ、長谷寺に、何を渡した」
「ん?おや、酒城くん五年ぶりかな?これはね、忘れっぽい紫陽花くんの為だけに作った、神い──」
「紫陽花ぃいいいいいぃぃっ!!」
ストラーナが、店に入ってすぐの場所で
「あっ!飛鳥ちゃんだーっ!!」
「うおっ…久しぶりでーす、ストラーナは…会うのは初めましてですね。あなた人間がいる中で[神域級]って言おうとしたでしょう、ダメですよ、力が欲しい人間が寄ってきますから、面倒事は嫌でしょ?二人とも」
そう言われた二人は、とりあえず想像してみた。長谷寺は、迅に[
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