第8話・文喰い
長谷寺は、そよ風に揺れる薄い上着を
「おいアレ…REIのマスターだよな?」
「え、あ…マジだ…なんだ?あの後ろの奴」
我が目を
「ここがランドー学園?だいぶユニークなデザインだね、楽しそーっ」
「…ユニーク…まぁ良い、最初に行く場所は分かってるな?」
「えーと、えーと、し?しゃ?」
「職員室だ」
「ショクインシツ!分かったー」
かなりの脱力感を味わいながら、迅はこの男に教師などというものが本当に
数分間ただ突っ立ってどうしようかと悩みまくった
「紫陽花、なーに探してるの?」
銀色の髪、アーモンド型の灰色の眼、長身の美少年、長谷寺の[存在意義]から生まれた
「ショクインシツッ!」
「連れてってあげるよー」
「わぁいっ!」
自分の目の前で
一人でも不気味なのに、二人が揃うと、まるでソコだけ
「あ、
「─…んー、部屋の中で色々教えるっぽいよ?」
「そっかー、難しそうだねー」
知識に関しては、二人とも大差ないようだ。全く理解していない長谷寺、なんとなく分かっている気がしなくもない文喰い。因みに、長谷寺が口にした[晃ちゃん]とは、文喰い
.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます