第2話・クリミーネ
高層マンションが建ち並ぶ大規模学園都市に夜の
白い肌、焦げ茶色の垂れ目、クセが強い黒い長髪は
しばらく回り続けた結果、目が回って椅子から
「もしもぉーし、もしもぉーし、紘之助くーん」
『─貴様、私に
通話相手は、青年の友人…
「あ、お邪魔してゴメンよ〜、またね~」
一応謝ったが、通話相手は無言で終話ボタンを押した。この青年は、
『こちらアルベル、清掃の御依頼で─』
「アルフォンソ、僕だよ~」
『なんだクリムさんでしたか〜、今日はどうしたんですか?』
「明日から新しい仕事が増えるんだけどね?服が決まらなくて困ってるんだ、キミ服いっぱい持ってるし、なんかこの
青年は、今度はよく世話になる人物に電話した、彼は死体の清掃・調理を専門としている。彼が口にした[クリム]とは、青年がこの
『ときどき
「ガッコーのセンセーっていう仕事、全然何する仕事か知らないんだけど…」
それを聞いたアルフォンソは、電話の向こう側で絶句していた。良く言えば無邪気で、物事をあまり深く考えない、単純なこの青年に教師が勤まるのかと。そんな
「うんうん、わかった。ありがとー」
聞いた事を紙に書き
若干迷いながら目的地に到着すると、
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