第4話 毎日書かなきゃうまくなれない呪い
隔夜夢に来てからむしろ孤独を感じるのなぜだろう?
隔夜夢はその他の都市と比べて、ファンの温かいご声援が多いらしいのだけど
上層の方々はそうなのかもしれない。
絶対に誰も見ないであろうブログにひとりで書いていた時は
こんな気分にならなかったはずだ。
・・・そんなこともないか、寂しいからここに登録したんだものな
創作論で
『結局毎日書くことが大切だって偉い人も言ってたんだYO!』
などという言葉に少し感動を覚えてみたものの
毎日書くのは辛い。
『つらいなら適度に休めばいい』
という甘いアドバイスもある。
休んだら休んだだけ書く気が失せるというか
休んだ分、書く気になるのに苦労する。
毎日書いたところで、ネタ的に弱いし、
きっと☆、💛なんてもらえないだろう
だからと言って
いいネタをずっと待っていてもエタってしまうし
ああ、なんいう矛盾、なんという堂々巡り・・・
「くっ・・・俺はどうすればいいんだ!?」
「ご主人様の意のままに」
(ああ・・・その表情ステキですわ・・・ふふふ)
寄りかかる男の背中を優しく叩きつつ、シヴァはゾクゾクと体を震わせる。
『(・・・シヴァさんの慰めは、意訳すると「勝手にしろよ」って意味なんでしょうかね?)』
声は言葉を発するのをためらった。
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