第2話 おいおいマジかよ...
あれ...ここは..どこだ?
まだすこし眠い目を擦りながら回りを見る。辺り一面真っ白な空間だ。何も分からない俺は冷静にこの状況を整理してみる。見たことのない場所。何も無い。きずいたらここにいた。そして何より、俺は銀行強盗に刺されて死んだはずじゃ_。
「あら、お目覚めかしら。私の愛しいマイエンジェエル。」
そこには淡いピンクがほんのりとかかったような髪の色をしたとても美しい女性がたっていた_。思わず見とれてしまうくらいに_。
「えと、誰?」
見とれてしまっていた俺の口からでたやっとの言葉。
するとその女性は、
「あぁ、えぇ、そうだったわね。まずはじめは自己紹介よね。」
そう言うと女性はおほんっといかにもな咳払いをし、
「私は女神ミリヤよ。柴田凉《マイエンジェル》くん。」
ん?今この人なんと?
え?マイエンジェル?マイエンジェルっつった?
明らかに俺の名前のルビが違ったんですけど!!
そこら辺は許せないが、とにかく一番気になったことがあるのでミリヤさんにそちらを先に聞いてみる。
「あの、女神って...マジ?」
「うん。マジマジ。マジだよ~(*^^*)」
案外ノリのいい女神様なのかさっきから俺は敬語で話してないし、にっこりと穏やかな笑みを浮かべながらマジだよ、と言ってくる。
「てか、なんで俺の名前知って_?ていうかマイエンジェルて...。」
「名前を知ってるのは~君が転生するための担当女神だからだよ。そして、マイエンジェルって言うのはね..。」
と、そこまで言うと、ガバッ!と俺に抱きついて来た。
え!ナニナニ!なにこれ!?そんな俺がドキドキしている気持ちと裏腹に女神は、
「だって貴方、最っ高に可愛いじゃない!!実は私貴方が死ぬ前からずっと見てたのよ!あぁ、やっぱり実際見ると本当に可愛いわね!担当女神で良かったわ!」
は?(´・ω・`)
そう思うと同時に俺は女神をアッパーしていた。
「あ、ごめんなさい!俺いつもの癖で__。」
「ハァハァハァハァ」
ハァ..ハァ?俺は女神の..この息の仕方を知っている。俺がでんしゃに乗ったときに聞こえる、おじさんの息だ。
そんな息を荒げている女神ミリヤに引き、蔑むような目を向けると...
「あぁ!良いねぇ!その顔も可愛いよ!やっぱり実物が一番だわ!」
流石にヤバイと思い、早く話を進めてくれと言う。
するとミリヤはハッとして、すぐに立ち上がる。
「ごめんなさい。取り乱しましたね。(*^^*)それでは本題に入ろうと思うわ。」
そして女神ミリヤは一息つき_。
「貴方には、転生してもらうわ!!」
と言った__。
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