第2部 第1章 新たなる旅路編
【ここからでも読める!】今までのおさらい&キャラクタープロフィール
・まず、この物語について。
普通の少年である岩谷純也が何の能力もないまま異世界に放り出され、少しずつ順応しながらさまざまな敵に打ち勝ち、時に苦労して、時に苦悩して、異世界を生き抜く冒険物語である。
ここまで読んできた皆様にはもうお分かりでしょうが、最初の頃と比べると、文章力が格段に上がりました。文字数も読み応えがある程度まで増えました(昔は600字、今は1500~3000字)。
ちなみに、第2部からはむしろ心理描写や日常風景のほうが多くなり、バトルが少し少なくなっている。だが、少ない分迫力は増している……と信じたい。あの悪魔討伐編を超えるのは難しい。
・世界観について。
典型的ファンタジー異世界。その一言に尽きる。
いわばドラクエのような世界。魔法が実在し、それや剣などを使って魔物を倒す仕事が存在する世界。それがこの世界だ。
ちなみに、多少ギリシャ神話などの影響を受けていたりする。世界観の根底には、ギリシャ神話や聖書などがごちゃ混ぜになった神々の話が隠されている。
なお、魔法などの設定は結構難しかったりする。魔力はプログラムで、魔法がそれを実行する……とか、わけがわからん。
・これまでのおさらい。
・転生編~ゴブリン大討伐編
異世界転生した直後の純也がこの世界の生き抜きかたを知る。なお、第二部のメインキャラクターの半分位はここで始めて出てくる。
一話一話が短すぎる上に、第1話の完成度が著しく低い。それがこの作品がまったく読まれない原因と化している。
・ゴブリン大討伐・後日談編
上記、ゴブリン大討伐のエピローグ、というか、後日談。
アリスの恋心が綴られたり、今後純也にとってかけがえのない仲間となる者たちとの出会いが描かれていたりなど、思いのほか重要なエピソードだったりする。
なお、この章の最終話には純也のステータスが書かれており、この近くのエピソードの中ではPV数が少しだけ飛びぬけていたりする。カクヨム版と小説家になろう版では話の区切りが別のところだったり、文章表現自体も少し変えていたりなど相違点が(第1部の中では)一番多い、と思う。改稿に苦労した。
・初めてのパーティー編
ワンダーランドとの初合同クエストの様子が描かれる短編話。彼らとは後に一緒に……。
比較的コメディータッチ。割ときらきらしている。ザ・青春。
・素材集め編
純也が一人で別の町に旅して、ダンジョンでがんばる長編。今までの話とは色々な意味で区切れている。
小説家になろう連載版では、“起”“承”“転”“結”“完”の5部構成になっていた。カクヨム版では再構成し、“起”“承”“転”“結”になっている。
書き方が多少変わる。
この作品の形がある程度定まってきた。
特に、“結”~“完”まで(カクヨム版では“結”)の鬱展開の生々しさは作者でさえ気持ち悪くなった程度。何でこうなった。
・悪魔討伐編
素材集め編から直接つながる、エンテの町での死闘の話。
いままで培った力をほぼ総結集して挑んだ。純也も作者もがんばった。
アリスの妹、リリスが大活躍する。
設定厨たる作者の本領発揮! といったような感じで小難しい設定や複雑なエピソードなどが語られていく。
戦闘描写が特にかっこいい、と作者は言う。
ここまで来ると、文章力の上達は目に見える程度まで。初期と比べると明らかに成長していることがわかるだろう。
・外伝 ツミビトはバツを望む
セルフスピンオフ作品。作者のお気に入りであるユウの過去に迫る。
陰鬱、そして、狂気を感じさせるような彼の行動に、それから回復していくさまは必見。
カクヨム版は本編中、この前の話まで。
小説家になろうは、下記URLより。
https://ncode.syosetu.com/n8411fa/
・登場キャラクター。
・メインキャラクター
・岩谷純也
一応この物語の主人公。16歳、男性。魔法剣士。
いわゆる雑魚。無双もハーレムもない、一般的平凡な人間。
容姿は、ぼさぼさの黒髪に目つきがそんなにいいとはいえない黒瞳が特徴的。……やべえ、それ以外の特徴はねーよ。イケメンでは絶対にないが、案外不細工でもない、といった、割と微妙な顔面をしている。
頭はいいわけでも悪いわけでもなく、体力面はむしろ多少弱いほう。
むかしいじめられていた経験があるからか、多少卑屈で内向的な面がある。
他人の関係や他人から自分に向けられているマイナス感情はおそらく人並みに感じ取れるが、自分に向けられている好意(恋愛的な意味だけではなく友情的な意味でも)には少し鈍感。つまり、アリスの恋愛感情にもそんなに気付いていない。
・アリス
メインヒロイン。14歳、女性。魔法使い。
めちゃくちゃかわいい。その上強いし優しい。最高。
ストレートに伸ばした金髪、そして、きれいな青い目を持つ。で、体は小さく、幼女体型。
胸が小さいことを気にしているそぶりは見せない(見せないだけで、気にしていないとは言っていない)。
純也のことが好き。大好き。それが過ぎて(一般的に)多少変態だと思われるようなこともする。
だが、初心すぎる。それ以前にいまだ恋をしたことがなく(つまり、初恋だっ!)、純也に向けている感情が“恋”だと気がついていない。かわいいッ!
・ラビ
アリスが所属する冒険者パーティーのリーダー。16歳、男性。騎士(冒険者)。
ですます口調でしゃべる礼儀正しそうな少年。
くすんだ白髪で、優しげな目をしている。
パーティメンバーとの仲は良好。特に、後述するチェシャとは目線だけで意思疎通が可能なほど心が通じ合っている。
美少女だらけの環境にほとんど興奮しないなど、性欲は薄めだった。だが、純也と出会って以降、下心が覚醒したらしく、エロ談義もかわすようになった。いまではいい友人である。
・チェシャ
エロ枠(?)。15歳、女性。僧侶。
けだるけな口調で話す少女。どこか猫を思わせる。
赤に近い茶色の短髪で、隠れ巨乳。
どこかで漫画を知って以来、男同士の愛を描いた漫画を好むようになる。つまり、腐女子である。
いまでは冒険者稼業の傍ら、同人漫画も描いており、男同士のラブとエロスを余すとこなく描きまくっている。その画力は、“男のあれも克明に描写できる”程度らしい。自称だが。
・ユウ
謎が多い異世界転生者。17歳、男性。
いつも胡散臭そうな微笑みを浮かべている。その微笑がたまに怖い。
黒い髪。いつも微笑んでいるため、目の色はわからない。
転生する前は、半端なく凶暴で強力なヤンキーだった。だが、ある日、通り魔に殺害される。紆余曲折あって、今では純也と仲良くなった。その流れは“ツミビトはバツを望む”より、どうぞ。
純也とは何故か気が合う。
二重人格で、HPが50%を切ると、
・リリス
おそらく世界最強の幼女。(肉体年齢は)9歳程度、女性。魔法闘士(?)。
アリスの妹で、すごく強い。
ウェーブのかかった金髪に、赤い瞳を持つ。美幼女。
かわいくて強い。もはや存在がチートだと言わんばかりに強い。
その正体は、上級悪魔。しかも、悪魔たちを統治する立場にある“魔王”サタンの元妻で、“魔王”が収める悪魔の世界である“魔界”の幹部、つまり“魔界幹部”だったものすごく偉い立場の悪魔なのだっ! しかし、それも10年ほど前まで。“魔王”サタンとの間に戦争を起こし、すったもんだの末に死刑を執行されそうになったところを命からがら逃げてきたのだ。
そのときに力を落としたりしたのにまだ強いという事実もあったりする。
まあ、つまり、彼女はロリババアなのである――ということを間違っても本人の前で言ったり思ったりしてはいけない。
ちなみに、この幼女の体はあくまで仮の姿で、本来の姿は別にある。しかし、本人いわく、“この姿のほうがいい。かわいいから”とのことだ。
・ノア
第2部で初登場のキャラクター。10歳、男性(?)。魔法剣士志望。
病的なまでに青白い肌を持つ少年。ある町のスラムに住む。
ある秘密を抱えており、そのせいでほぼ毎日命の危機に瀕する程度の差別を受けている。
いろいろあって純也たちの仲間に入る。リリスのことを愛してる。
・その他登場人物
・カイ
エンテの町の町長。26歳、男性。剣士。“魔道王国アレス”王国直属騎士団所属。
マッチョで、イイ男。
オールバックの深い紺色の髪を持ち、目つきは悪い。
初対面の純也に、泥棒なうえ上半身裸の変態だと勘違いされる程度には柄が悪そうに見える。
実はファイのことが好きだが、なかなか言葉には出来ない。意外と純情?
・ファイ
エンテの町長補佐兼パートナー。24歳、女性。魔法使い(魔道士)。“魔道王国アレス”王国直属騎士団所属。
年の割には若く見える。めちゃくちゃ美人。というか、美少女。
黒に近い紫色の髪、瞳は緑色。巨乳。
料理上手できれいなお姉さん。カイの幼馴染で、その友情は恋心と化しているが、なかなか伝えられない。
なお、(事故とはいえ)人に裸を見られた時には、悲鳴を上げた。ギャップ萌え。
・ハデス
謎の老人。(自称)332歳、男性。(自称)神。
ドジなジジイ。略してドジジイ(というのはいま作った言葉である)。
白いひげを伸ばした、まるで仙人のような格好をしている。
基本的に胡散臭い、(元)冥王神。いまでは異世界転生担当。
さまざまな理由でたびたび純也に絡む。
なお、本当にあの冥王神かどうかすらも少し怪しいが、それを言ってしまったらきりがなくなるので、あえて突っ込まないことにすることにしている。
・最後に。
長くなってすみません。いつもの本文はこんな長くありません。
初めて読む方にはこの作品を知ってもらえるように、これまでを読んだ方にはこれまでの復習に、ついでに作者の備忘録代わりに、これを書きました。
これからも、この“チートレス転生者”の物語をお楽しみください。こちらも善処いたします。
よろしくお願いします!
以上、いろいろあってしばらく投稿ができなくて申し訳なくなっていた作者、沼部 桜坂
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