第6話 冒険者デビュー
冒険者1日目だ。仕事はスライム(幼体)討伐だ。
転生一日目に歩いた道を少し歩くとすぐに現れた。あの時のスライムだ。
一緒に来たマッチョウさんが応援している。
銀色に光る片手剣を振り下ろす。
スライムはそれをいとも簡単によけて見せた。何だこいつ。
怒って片手剣を振り回すとスライムはそれをすべてかわす。
そして、スライムがこっちに向かって体当たりしてきた。盾で防ぐ。
ダメージを受けた。痛い。腹が立ったので、魔法を使う。
「スパーク!」
火花で攻撃(無属性)する魔法を使った。閃光とバチッという音がスライムを襲う。スライムは焦げてしびれて動けない。スタン状態だ。攻撃するなら今だ。スライムを3回ほど斬るとゼリー状の体が溶けて、後には小銭の入った袋が落ちていた。
袋を拾うと、マッチョウさんが話しかけてきた。
「今のはなんだ」
「え、魔法ですけど」
「それはわかる。どこで覚えた。昨日まで使えなかっただろう」
「町で魔道書を買いました」
神様にもらったなんていえない。理由は転生してきたことと同じだ。これで信じてもらえたらしい。
「魔力がLv.1 にしては多いから、いつか買おうと思っていたが、もうすでに買っていたとは。ちなみに何を覚えた」
「さっきのと、
「回復魔法も使えるのか。すげえな」
「ありがとうございます」
「しかし・・・お前、剣を使ったのは初めてか」
「はい」
「お前には、剣術の稽古もつけないといけないな」
・・・やっぱり。
その後、スライムを2体倒して初仕事を終えた。それから、数日間剣術の稽古をしたら、フィールドに出てスライム討伐というのを何回も繰り返した。レベルも剣術の腕も少しずつ上がっていった。
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