一月三十一日、二月一日
三十一日。
マシュマロを一袋いただく。聖夜のツリーに
大樹にさらりと光る実を、夜の子どもたちがもいでいく。手を伸ばして、
これは焼いたりココアに溶かしたりしても美味しい。気を付けないと爪の先まで甘くなる。
二月一日。
寒い日の夜更けには、自分のこんな詩を思い出す。いくら明かりが消えようと、おやすみなさい、まで、おしゃべりはやまない。
シュトレン
名前を呼んで
きみの苦手なラム酒漬けは
いれていないんだ
ゆっくりと話をしよう
コーヒーのなかで
ミルクがくるりくるり
時計代わりにまわるから
飲みほす頃には
暖炉のなかも
すっかり夜になるだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます