一月五日

 夜の散歩。

 暗い宙は足もとまでおりる。短い橋のした、川の底にもおりている。いまはみんな見えない時刻だもの、空想と実際のさかいもない。

 昼のお星は透明と同じ。けれどもいまはあんなに光っている。いつの光かしら、まだいるのかしら、いつ消えるのかしら。お星先生、手をあげてここへと呼んで、ひとつ講義をしてもらおう。

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