四月十八日

 道なかで聞きなれない鳥の声。きゃ、きゅ、きゅ。細く高いりかえしている。

 すぐそこにおすきじ。あまりに近いので、こちらから少し下がる。この時期は気が立っていて危ないこともあると聞く。

 さてわからなかったものの、どこかにお相手がいたのかもしれない。あれはめすの鳴き声に似ていたようだった。


 寝る前にスープの支度。仕込みというほどでもなく、ただ、大きな鍋を抱えると不思議にやさしい気持ちになる。

 生姜、にんにく、葉野菜、根野菜、きのこ類。じゃがいもも入ると美味しいけれどなかった。鶏肉、ベーコン。

 ぜんぶを適当に切りわけて鍋に入れる。調味料も目分量。匂いはいい。味のほうは明日の朝起きてから調ととのえればいいことにする。

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