第15話○○○○スレイヤー

どうしてこうなったぁぁ!!


レジャー施設に

ピクニックに来ただけなんだ


……ピクニックといえば

ブルーシートひいて、手作りの

サンドイッチを食べて

青い太陽の下、子供達が走り回る草原

そして爽やかな風を全身で浴びて

癒されるイメージを持つ事が

普通だと思う


ご覧下さい


今俺の前に広がる光景は

召喚獣とのデッドオアアライブの

過酷なデスゲームです


…………遡る事数時間前


貞子「パパぁ〜、これぇ」


ん?貞子がチラシを持ってくるのなんて

珍しいな、一角ウサギの特売とかかな?


異世界レジャーランド

「次元の狭間」


放牧、飼育されてる召喚獣との

触れ合いができます

倒した召喚獣はそのまま

バーベキュー可能


リヴァイアサンの刺身

バハムートのフレアステーキ

オメガの姿揚げ

等、各種施設での提供も有り


それぇ!!単なる狩り場じゃねぇーか

食べる前にこっちが食べられるからぁ!!

それとぉぉオメガは機械だからぁぁ!!!



というわけでやってきました

次元の狭間


妻「貴方ここ天気悪いわねー」


天気じゃなくて次元が歪んでるんだよね


貞子「つんつくつーん」


貞子、幻獣のうんち、棒でつついて遊ぶな


貞夫「おおー宝箱だ!パカッ」


貞夫おおおお!不用意に開けるなぁぁぁ!!


ミミックが現れた


貞夫「おおーミミックだ!

ミミックって食えんのか?父ちゃん!?」


知らねーよ!!


ミミックはザ○を唱えた


俺「ぬおぉぉぉぉ!!byパ○ス」


あ、胸が苦しい!!心筋梗塞とかこんな感じなのかな?…………パタッ


妻「あらあらこういう場合はまず

市役所かしら?死亡届け?

異世界も出さないといけないのかしら?」


いや妻まず悲しめよ


あれ?意識がある、あ、こら貞子

幻獣のうんち付いた棒で俺をつつくな!


貞夫「父ちゃんしっかりしろ!バシバシ」


貞夫!死んでるけど意識はあるから

顔痛いから殴らないでー!!


貞夫「ドカッ、1hit…2hit…ドカッドカッドカッドカッドカッドカッドカッ………15hit」



貞夫「笑止!!」



俺「死んでる人間に瞬○殺かけるなぁ!

そして笑うなぁぁぁ!!」


あ、生き返った!


貞夫「父ちゃん!」


おおぉぉぉ貞夫

お前だけだよ心配?してくれたの


貞夫「腹減ってきた」


この家族ぅぅ!!!どうなってんのぉぉぉ!


瞬○殺は死んでたから閃めかないのね


妻「あら?何か飛んでるわね」


ポチッ


当たり前のようにロケットランチャー改を

発射する妻


ドカーン、ババムートを撃ち殺した


あーれー?ババムートって

こんな弱かったっけぇぇええ!!!


妻「ババムートを殺した、

次もババムートだ、

ババムートだ、

ババムートはあるか?」


妻ぁぁぁぁぁぁ!!

いつからババムートスレイヤーになったぁあ!!!

ゴブリンみたいに

ババムートがそんな湧いてたら

世界滅んでるからぁぁぁ!!!


貞夫「かぁちゃんやるな!」


貞子「ババムート旨し、ガジガジ」


あ、こら貞子、生焼けのババムートの

お肉食べて…………

ま、多分大丈夫なんだろうけど


満腹になった四人の前に

超巨大な20mの一角ウサギが現れた


でかっ!!


妻「あら?弾切れだわ、どうしましょう」


どうしましょうじゃねーぇええ!!!


貞子「じゅるる」


あ、お前まだ食べたいのね


貞夫「まかせろ!父ちゃん!」


おおっ!貞夫頑張れ!

父ちゃん普通の人間だから

化け物の相手は同じ化け物に

任せる事にしてる!!


貞夫「必殺、マジシリーズ!マジ食当たり!

ぐるるるるるるるるる、トイレどこ?」


さっきの生焼けのお肉かぁあああ!!



どうしよう!こうなったら

かつて、我が菊門を散々痛ぶった

呪われた力を

解放するしかない!!イ○ラぁぁ!!!!

(10、11話参照)


ドカーン!


超巨大な一角ウサギを倒した



へっ?


やったよ!ここの一角ウサギは

意外と弱いんだな



一角ウサギは起き上がり

仲間になりたそうな目をしている



あ、これ仲間にするフラグか!

えーととりあえず仲間にし……


貞子「だが断る!」


貞子が一角ウサギにトドメを刺した


おまっ!

一角ウサギにも善良な一角ウサギがいるかもしれないのに!殺しちゃうのぉかぃぃいい!!


貞子「善良な一角ウサギ?探せばいるかもしれん、だが、人前に出てこない一角ウサギだけが良い一角ウサギだ!」


グシャ


お前もいつから一角ウサギスレイヤーになったぁぁぁぁぁぁ!!!



パ○スの雄叫びはまだまだ続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パロディクエスト 呪われし家族と一角ウサギ 片翼のクシャトリア @5528150

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ