第14話ドン○つ!!

 どうしてこうなたー(誤字じゃないよ)


 俺達が立っている市内は

 混沌カオスが渦巻いていた


 俺は祭りがあると言われて

 貞夫と貞子に連れ出されたはず

 …………なんだが今、市内では

 銃撃戦(笑)が繰り広げられている


 ────遡る事数時間前


 貞夫がチラシを持ってきた


 何々……市内秋祭り

 とってもユニーク(笑)な催し有

 参加資格……体力に自信がある方

 銃や魔法の杖に詳しい方

 この世とおさらばしたい方


 あ、これアカンやつや

 ほ〜ら、貞夫が言うぞ

 3・2・1


 貞夫「父ちゃん!出たい!」


 はい!頂きました

 今度から炭と筆用意しとこ


 というわけで秋祭りの催しに

 参加する事になりました


 受付「えーと、では簡単に

 ルールを説明します

 1チーム4人で、まずこの輸送機にのり

 パラシュートを着けて市街地に

 降下してもらいます

 市街地にあるものを拾って

 戦って生き残ったチームの優勝、

以上です」


 リアルにデスゲームする事に

 なんら違和感がなくなってしまった

 自分が怖い……と話しが進まないので略


 受付「あ、後、持ち込み参加は出来ません

 それとアトミックバズーカ(核兵器)も

 使用も禁止です」


 当たり前だああ!!


 妻「あら、持ち込み駄目なのね」


 そういう妻の手には

 ロケットランチャー改が装備されていた


 うーむエプロン姿に

ロケットランチャーって

 何気にアンバランスな組み合わせだけど

 なんかいーな(笑)


 受付「では、張り切ってどうぞ!」


 ゴゴゴゴゴ


 上空に来た家族4人


 どうとにでもなれやぁ!!!とぅ!!


 輸送機から飛び出し、

 パラシュートを開く


 うわぁー


 ふぅ無事着地


 4人と合流しようとするが

 近くに同じく参加者が降りたのが見えた


 やべっ!


 とりあえず殴って倒すか!

 相手も降下したばかりだから

 武器ないだろーって

 相手ギ○ンテス(巨人)!!!


 忘れてたけどここ異世界だったぁ!!

 初期ステから差があり過ぎじゃねーか!!


 ギ○ンテス「ふん!」


 ギ○ンテスは近くにあるデカイ柱を

 引きちぎりると俺にぶん投げてくる


 無理無理無理無理無理無理無理!!

 死んじゃうからぁぁ!!


 かろうじて、柱を避けると

 俺は逃げ出した


 武器、武器、武器、何処かに

 武器はないか


 これは!…………フライパン

 よしこれで防げる!って

 相手柱投げてくるのに

 防げるかぁああああ!!!!!


 ギ○ンテスが追ってくる


 やだ何この人怖い

 相手逃げ出したんだから

 装備探せよおおぉぉぉ!!!


 ヒ○シです

 祭りに参加しただけのはずが

 ギ○ンテスに粘着されるとです

 怖いです、斬新です、死にそうです。



 って言ってる場合じゃねぇえ!!!!


 キラッ!!


 足元に何かある!!

 はっ!これは

 …………中華料理チェーン店「娘○」


 チラシじゃねーか!!



 あっ!杖がある!

 これならどうだぁあああ!!!


 転ば○先の杖

 特殊効果「持ってると転ばない」


 ゴミィいぃぃぃぃ!!!!!


 ズババババッ!!!


 激しく銃声が木霊すると

 ギ○ンテスはその場に倒れこむ


 妻「大丈夫?貴方?」


 UZI(サブマシンガン)を装備した

 妻が助けにきた


 妻「ふぅ35キルめっ!!」


チーーーーーーーーーーーーーット!!

 いや早過ぎるからぁぁ!!

 お前は不正ツールでも使ったんかぃ!!


 妻「あ、弾がないわ

 9mmある?貴方?」


 いや俺、今必死に逃げてたから

 何も拾えてないよ?

 フライパンいる?


 妻「ちっ、使えねぇな」


 辛辣ぅぅ!!!!!


 貞夫「あ、父ちゃん達だ!」


 貞夫(28キル)と貞子(15キル)合流


 何俺がおかしいの?

 俺がヘボなの?

 というか帰りたいんだけど


 貞夫「1チーム

 ヤバイのがいたよ父ちゃん!!」


 いやいやいやどう考えても

 うちのチームが1番ヤバイよ!!

 開始10分足らずで

 100人中78キルかましてるチームなんて

 いないからああぁぁ!!!


 妻「あら貞夫、武器

 AWN(スナイパーライフル)なの?

 これ拾ったの、使う?」


 15億倍スコープ


 相手の毛穴まで見えるわぁあああ!!!

 逆に当てづらいからぁああぁぁ!!!!

 そもそも10分でスナイパーライフルで

 28キルとかどんだけえぇぇ!!!!!


 貞子は杖を持っていた


 ん?何その杖?

 はて?何処かで見た気が…………


 ふいに敵が現れる


 !!!ヤバイやられ……へっ


貞子「生き絶えよア○ダ・ケダブラ!」


 それぇ!名前を言ってはいけない

 血色の悪いハゲの杖じゃねぇーか!!!

 最近コトゥーゲのツッコミより俺のが

 仕事してる気がするからぁああ!!!


 いやそれはどうでもいい


 あ、気づいたら残り8人になってる


 妻「あら?

 この人AKM(アサルトライフル)

持ってるわ!予備に貰っておきましょう♡」


 当たり前のように死体をまさぐる妻


 もはやツッコむのに疲れてきた俺



 貞夫「あ、ヤバイチームがいた!」


 何?ヤバイチームって


 そうだなぁ異世界だから

伊○二尉とか961歳の亜神でも出てくるんだろうな…………ん?


「ニ○ル子、ひっつくなぁ!」


 ニ○ル子「真○さ〜ん!どうして

 私との戦場のラブラブ子作り回を

 拒否するんですかぁ」


 真○と呼ばれていた人が

 フォークをニ○ル子の額に突き刺した


 ○ー子「少年、ニ○ル子は渡さない」


 ○ス太「えー僕も真○君の子供が欲しい」


 と遠目に見ていたが

 市内は炎と竜巻が発生し

 彼等は勝手にフレンドリーファイヤー

 してくれたようだ

 うん、ヤバイやつらで良かった


 よし!

 勝った!勝った!


 貞夫「今夜の夕食はカツドゥンだぁ!!」


 貞夫ちょっと違うよ、いやまぁ一緒だけど


 パパの夕食はこれから始まる



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