第7話Switch!!

 どうしてこうなったDEATH !!


 トイレという戦場から無事

 我が家へと帰還したのだが

 今、魔王城(我が家)の前では

 貞夫と宗教団体の幹部が戦っていた



 ────遡る事1時間前


 やっと着いたあぁぁぁぁ!!

 愛しくは全然これっぽっちも

 思わない我が家(魔王城)!!!


 ん?家の前に怪しい集団がいる


 怪しい集団「悪魔倒すべし!

 魔王しばくべし!以降繰りし…………略」


 あ、これ何か見た事ある


 あの〜何かうちで問題ありました?

 いやむしろ世界滅ぼせる魔王が何人もいる

 うちに問題がないとは思わないけどね草


 男A「ここの魔王貞夫ってやつが

 うちの宗教を勧めてた奴を

 半殺しにしたんだよ!!」


 いや、魔王、名字になってるよ


 男B「慰謝料よこせや、コラァ!」


 女A「今お金なくても大丈夫よ

 うちに入会して布教活動してくれたら

 お金なんてザクザク入るから」


 女B「良かったら洗剤持ってって〜

 あ、い〜わよ〜、お代なんて、

 おばさんからのご祝儀♡

 この洗剤凄いのよ〜なんせア○ア様の

 ご加護を受けてるから、

 どんな汚れだってすぐ落ちるし、

 体にも全く害がないのぉ〜

 ほんとよぉ〜、この洗剤、飲めるの!」


 うわー、超めんどくせぇ


 えーい


 助さん(ゾーマ)

 角さん(ダークドレアム)

 懲らしめてやりなさい


「うわー魔王だぁ、殺される!

 逃げろーッ!!!」


 宗教団体は蜘蛛の子を散らすように

 逃げ出した


 ふぅ


 貞夫「あ、父ちゃんお帰り

 あれ?なんだ、あいつら帰ったの?

 せっかく凄い技覚えたのに

 つまんねーの!」


 いやいやいや、とりあえず待て

 貞夫お前の新しい技って何だ?

 多分山ぐらい吹き飛ばす技なんだろうな

 そんなの人に向けてやったらいかんだろ


 貞夫「せっかく縮退砲しゅくたいほう覚えたのに」


 それ!惑星破壊して

 銀河ごとチリになるやつだからぁぁ!!

 水爆すら防ぐ

 久遠第四加護クーリアンセでも防げないからぁ!!!

 絶対使っちゃらめぇぇぇぇぇぇ!!!!



 ふと後ろを振り返ってみると

 そこには新たな宗教団体が来ていた


 またかよ、どうなってんだこの国


 幹部らしき人物が目の前に来る


「あなたあなたあなたあなたあなた」


 なんだこの気持ち悪いおっさん


「あなたは何を信じていますか?」


 ん?あー宗教聞いてるのかな?

 俺別に宗教に興味ないしなー

 信じてるものか、あっ! あった


 俺「有給取って夕方まで

 寝て起きてから飲むビール」



「なんたる怠惰、怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰!!!」


 いやそんなに怠惰怠惰

 言わなくていいんじゃないの?

 で、あんた何よ


「申し遅れました、私、大罪司教の

 ペテル○ウス ロマネコンティ

Death!!」



 うわー首折れてるだろソレ

 作画崩壊した

 ちび○る子ちゃんぐらいヤバいよ



 貞夫「父ちゃん

 このおっさん倒していいの?」


 いーけど縮退砲は駄目だぞ


 貞夫「じゃあこの剣で倒す」


 剣?ふーん、ま、剣なら大丈夫か

 あ、でも峰打ちにしろよ


 ぺテ(略)「なんたる怠惰!

 その身で償いなさい!

 怠惰なる権能、見えざる手!!」


 貞夫「遅い!」


 すでにぺテ(略)の懐に飛び込んでいた貞夫


 おおー凄いな貞夫

 ん?


 ペテ(略)「スイッチ!!!」


 あれ〜なんか見た事あるな


 後ろで控えていたモブキャラと

 スイッチ(入れ替わる)するペテ(略)

 何やら慌てて剣を用意しているようだ


 松岡「よし、もういいぞ!スイッチ!

 …………スターバーストストリーム!!」


いつからお前が黒の剣士になったぁぁ!!!

そして名前が松岡にスイッチしてるしぃ!!


 二刀流から物凄い斬撃を繰り出す松岡


 貞夫「やるじゃねぇーか、おっさん」


 松岡「少年、貴方もやりますね

 貴方に免じて、ここで引きましょう」


 あれ?帰っちゃうの?


 修造「少年!!

 もっと熱くなれよおおぉぉぉ!!!」


 まさかの三段落ちぃぃぃぃぃ!!!!!


 パパのツッコミはまだまだ続く



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