第8話○タは死ね!短編

 どうしたらこうなる!!!

 異世界に転移し、はや一カ月

 色々な事が、ありました

 今、俺はとある施設で

 取り調べを行われています涙


 ────遡る事、半日前


 懐かしい我が家(魔王城)の

 妻の手料理(一角ウサギのフルコース)

 を堪能していると


 ピンポーン!


 魔王城インターフォンあるの!!

 驚愕の事実に驚きながら

 玄関に向かう俺


 はーい、どなた?


「すみません、護廷十三隊、二番隊副隊長の

 大前田 日光太郎まる○衛門 美菖蒲介 希千代というものです」


 何その日本版ピカソみたいな名前


 しかも○で作者名前隠そうと配慮してても

 長過ぎて隠し切れてねーよ!!!


 えーと、あっそういえば

 そんなモブキャラいたな

 どうせなら井○さん来てくれよ


 何か御用ですか?


 大前田「いやぁ、すみません

 ちょっと匿って貰えますか?」


 は?


 大前田「ちょっと上司とトラブっちゃって

 見つかったら命が危ないんす」


 えーと確か二番隊というと確か

 隠密機動とかいう特殊部隊だったっけ?

 というかこのおっさんの顔

 隠密というより

 近所の八百屋のおっさんだよな

 というか逃げ込むなら普通交番行かない?

 なんで魔王城に逃げ込むの?

 馬鹿なの?阿保なの?死ぬの?


 はぁ、どーぞ


 渋々、客間に案内する


 大前田「いやー助かりました、

 上司がヒステリックな女性なもんで

 うっかり失言したら殺されるとこでした」


 いやいやそんな大袈裟な


 大前田「いや、これ見て下さい、

 ガチですよ」


 大前田さんの胸に蝶々の痕がある


 弐撃○殺ううぅぅぅぅ!!!!!!

 それ同じとこに二度と攻撃受けたら死ぬ

 ガチなやつじゃねーか!!

 ソウルソサ○ティのパワハラぱねぇ!!!


 バタンッ



 客間の扉が勢いよく開かれる

 ん?どなた?てか不法侵入だよ

 警察呼ぶよ?おまわりさーん

 魔王城に不法侵入してきた人いるから

 捕まえてー、って、おかしいか?


 ○蜂「ここにいたか」


 上司登場


 大前田は青ざめている


 ○蜂

「今死ぬか、後で死ぬか、どっちがいい」


 あれ?これもどっかで聞いた台詞

 大前田さん先に言っておくけど

 うちの部屋の壁はヨコヌキしないでね

 殺されるよ、うちの嫁に。


 大前田は何も応えない



 ○蜂「そうか……それなら

 ブタの真似をしてみろ」


 あ〜れ〜これは名作の気配が……


 大前田「え…………」


 ○蜂「ブタの真似をしてみろと

 言ったんだ!!!」


 大前田「は、はいっ!!ブーブー

 ……………………略」


 ○蜂「ふ……ふはははは!!!

 おもしろいな!!」


 大前田「じゃ、じゃあ」


 ○蜂「ブタは死ね!!!」


 

 30代しかわからねぇよ!!!


 大前田さんは死んでしまった


 いやいやいや!!普通に客間で

 殺人事件発生だよおぃ!!

 どうすんのこれ


 ○蜂「おい、貴様、

 こいつを匿った罪で連行する」


 俺の晩御飯が

 カツドゥんだったのはお約束だった


 パパの取り調べはまだまだ続く




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