1月30日付 こども部長、とかいそうな街で抹茶クリームフラペチーノを飲んでる球体の生物からひとこと

 今、世田谷区は下北沢に下宿している苦学生(ただし自分のセンスに異常なプライドを持っていて接するのがイタい)のモノマネをしているんですけど、どうもコロッケさんのつま先にも及ばない感じなのでそろそろやめて我孫子市民にでもなろうかなと思います。


 そんなことはともかくとして、社会問題についてもちょっと語りたい球体の生物がいるので、ぼくが今住んでいる街の情報を語っちゃいますと、どうやら少子化対策に自治体が血道を上げていることが評価され、子育て世代に注目されているらしいんですわ。調べたんですけど。ウィキペディアとかそのへんで。


 正直それ読んで片腹板尾創路のブラックジャックって感じなんですけど、なんでかというと、ぶっちゃけめちゃくちゃ住みづらいなこの街! って、つくづく思うわけです。浦安の次くらいかなあ。自治体の中の人で、かつ近所に住んでいるひととお知り合いなので、ちょっとぶっちゃけどうよこの街? って感じでフランクに感想を聞き出したいところですが、それはまあ会ったときにやるとして、ぼくが勝手に妄想するに、「こども! こどもこども! がきんちょ! マジこども宝でしょ! その宝を大事にしないとかなんなんだよ! こども以外の奴らは黙ってろ! おーい! 通るぞ! こども様が! 通るぞ! うるせえてめえが親だろうがこどもじゃねえだろお前は! すっこんでろ!」みたいな感じの間違った当事者意識みたいなやつが全面に押し出されてるような気がするんですよ。


 そもそもなんですけど、こどもを産むのは現代の科学技術では女性しかできないわけじゃないですか。つまるところ、こどもを大事にする前にまず適齢期の女性を大事にしなきゃいけないし、それはつまり女性全員を大事にしなければいけないことにつながる上、最終的には市民、というか人間全体を同時に尊重し配慮することが求められるわけで、こどもだけことさらに大事にして、それ以外をおろそかにするのは根本的にアレじゃないですか、悪いことする奴を片っ端からぶっ殺せばいい社会になる的な短絡さでしかないじゃないですか。


 その短絡さの原因って、つまるところ何かしらのリソース不足なのは明白なわけですけど、それがどこにあるのか、予算なのか、勤務する職員なのか、管理職なのか、はたまた首長なのかってところなんですけど、少なくとも「こどもに優しい街」と言われている時点でそんなことを考える人間はほとんどいなくて、ということはそれを作り上げてんの、街の住民じゃんなあ、じゃあしょうがねえや、お部屋探しマストですよそんなん、っていうクソみたいなオチなんですけどどうすか。

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