第8話 黒の宰相の出来上がり? 

「何太后さま?」


「……何だ、李儒理樹?」


「あの、ですね?」


「うむ、どうした?」


「なんか、僕の容姿なのですが?」


「……ん? 容姿がどうかしたのか、李儒?」


「なんか、悪者……。悪役ポイ色合いと言うか? 黒の中華仕様の魔法ロープって……。なんか、司馬懿仲達ポイのですが……。白とか、銀とか、金とかなかったのですか……?」


 僕が、前世の僕……。


 ボスモンスター化を始めている僕と。


 僕の若い肢体を女豹のように貪ろうとする何太后さまを倒す……じゃなか?


 まあ、取り敢えずは、前世の僕だけだけれど。


 段々と魔力も上がり、ボスモンスター化している僕を完全に消去! デリートするための力を僕は、何太后女神さまへと嘆願……。


 すると彼女は、僕にキスをしたり、舐めたり、あれを握り、ワシワシする行為を辞め。


 僕をのキャラのにしてくれると告げてくれて。


 僕、理樹は無事に、になれたのだけれど。


 李儒化している僕の容姿を見て確認してもらえればわかる通りでね。


 僕が着衣をしている中華仕様のチャイナ魔法ロープなのだが、黒の暗黒色をメインにした色彩に、紫色の装飾が散りばめられ、赤と金の艶やかな装飾品の方はわずかな使用だから。


 僕の容姿を傍から見れば、如何にも暗黒、悪者、黒の宰相って感じな使用に見えるから。


 僕は何太后女神さまへと、苦笑いを浮かべつつ、不満を漏らす。


 でも僕の何太后女神さまは、主さまの不満を聞いても、この通りでね。


「ゲームの中での李儒理樹の容姿は、そんな感じのはずじゃが? 朕は別に李儒理樹に対して、可笑しなことは、してはいないはずじゃが? 李儒理樹は不服なのかの~?」


 何太后女神さまは、少し悩んだ顔をしつつ、僕へと告げ、尋ねる。


 だから僕が何太后女神さまへと不貞腐れながら不満を告げようと思えば。


李儒理樹、お主が。ゲームのキャラクターと同じ力を朕に授けてくれと申してきたから。朕はそなたの、思うがまま、ゲームのキャラクター通りの李儒に、したまでだから。今の李儒理樹の容姿をキャンセル。元に戻せば、魔法や武器が使用できない上に。防御力もなくなるから。また、自身の顔をボコボコに腫らすようになるが。それでもいいのか、李儒理樹?」


 まあ、こんな感じで、先に何太后さまから僕は、不満を言われたから。


 僕は自身の腕を組み、考える人……。


 それもさ、ちゃんと。


 僕のこの可愛らしい身体を攻撃?


 と、言うか?


 貪る?


 凌辱? しようとする。


 悪しき前世の僕の攻撃を。


「シールド」


 僕は呟き。


 前世の僕の攻撃をドン! ドン! と、鈍い音を立てつつ、防御しながら。


「う~ん」と呻り思案を始め。


 少し考え、間が開けば。


「何太后さま?」


 僕はまた何太后女神さまに話しかける。



 ◇◇◇



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