第7話 あの、女神様の御年は? (3)

 僕はまた、驚愕しながら彼女に尋ねると。


「うぅん、本当のことじゃ、李儒理樹」と。


 何太后さまは、自身の首を振りつつ、僕へとニヤリ! 妖艶な笑みを浮かべつつ説明をすれば。


「だから朕は、これから先。そなたの子をまだ沢山産める。産んでやるから心配はせんでもよいからな~」


 何太后さまは驚愕をしいる僕へと。


 また、また、耳へと囁いてきた。


 だから僕は、悪の僕に顔やお腹を殴られ痛かろぅとも我慢! 耐え忍びながら!


「世の英雄! 皇帝陛下さま達は! 一体何をしていたんだよ~! あんた達はぁ~! 完全にロリコン! 変態王じゃないかぁ~!」と。


 僕は天を見上げつつ、絶叫を放つと。


李儒理樹~! そなたの転生先のことわざであるだろうに~。【男女七歳にして席を同じゅうせず】と言った言葉が~」


 何太后さまは、僕へとケラケラと笑いながら告げると。


李儒理樹、どうじゃ? 朕は未だ若いし、いけていることがわかったであろう~? ほら、ほら、どうじゃ? 欲情したか、李儒理樹、朕に? 種付けしたくなったであろう~?」とも。


 何太后さまは僕の耳をペロペロと舐め、咥え、優艶に甘えつつ、僕に尋ねてくる。


 でも僕の様子を見ればわかる通りだよ。


 僕は前方から、暗黒化した前世の僕からパンチ! ワン! ツゥ! ジャブ! と。


 こいつの首元に、僕の二の腕を回しつつ、押さえつけてはいるけれど。


 攻撃の方はコンスタンに受け、目に青痣、腫らし、鼻血ブゥ~! な状態の上に。


 僕の女神さまから……と。


 僕が自身の脳内でと主張をしている通りで。


 僕は今更彼女に問われなくても。


 何太后さまの容姿は大変に気に入っている訳だから。


 童貞の僕に対して、背から優艶に攻撃をしないで欲しい。


 でッ、ないと?


 僕は自身の脳内で、ピロリン! ベルが鳴り。


『あぁ~、ああ~』と、気が抜けた声を漏らしつつ。


 僕が果てるようになるから、何太后さま勘弁してください! 許して!


 僕が発射オ~ライ! となってしまうと。


 僕が思った瞬間に。


 僕はあることを思い出し、女神さまへと声を嘆くように声をかける。


「何太后さま~」


「何かの~、李儒理樹~? 朕に用事かぁ~?」


 女神さまは、僕の頬や耳、首筋に、優艶に甘える行為を辞め。


 自身の唇を離し、開き、尋ねてきたから。


「僕に甘えるのは後にしてくださいよ~」と嘆願──。


 だから何太后さまは、大変に不満のある顔で、後ろから僕を睨み。


 僕の首元をガブリ! と、女神らしくない行為で、噛んできたけれど。


 僕はお構い無しに、更に自身の口を開き。


「僕達に乱暴を働いた狼藉者……。前世の僕を倒す力! 武器を僕に授けてくださいよ! 何太后さまは、僕の専属女神さまなのでしょう?」と。


 僕は尋ね。


「僕の物! 女神さまならば。僕にチート能力をください! 貴女は僕の女神で、夢を叶えてくれると言ったのだから! 早く! 早く! 僕に魔法の力と武器を授けて~。そして、この邪魔者を倒した後は~、この僕の身体をお好きなように使っていいですから~! 取り敢えず~。この悪者を倒しましょう~!」


 僕は何太后さまを急かしつつ。


 最後は絶叫交じりで、童貞の僕の身体を自由にしていいから。


 この淫乱女神! クソ女神! 僕に魔法と、チート能力……。


 そう、僕が今まで視てきたアニメやマンガ──。


 そして呼んだライトノベルの主人公ヒーロー達みたいな能力を出せ! 寄こせ! と。


 僕は、何太后さまへと要求すれば。


 僕を、もう一人の僕と共闘しているかのように、背後から襲い。


 僕の腹部の下をモソモソと探り、触り、握っていた、華奢でしなやかな手と指を離し。


 僕の背の後ろでポン! と手を叩けば。


「朕もすっかり忘れていた!」と。


 異世界の駄目女神さまお得意、定番の、ダメダメぷりを可愛く。


 これも定番ね! と、思う仕草で呟けば。


「あなたぁ~、ちょっと待っておれ~。朕が李儒理樹にゲームの中のキャラと同じ能力を使用できるようにしてやるから」と。


 何太后さまは、僕へと告げれば。


 僕が聞いたことがない言葉の台詞?


 中国語なのかな?


「〇〇XX、○○X〇……」と。


 僕の女神さまは、自身の身体を神々しく光り、輝かせながら。


 ブツブツと詠唱を唱え始めた。



 ◇◇◇



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