第121話 李儒(理樹)と内気な姫殿下(22)
「儂に~。儂に言っても~。告げても知らぬは~。李儒(理樹)~。李儒(理樹)は~。とっとと里~。実家~。家へと行って~。ようを~。ようを済ませてくれば~。よろしい~。よろしいだろうがぁあああ~」と。
李儒(理樹)、自身の主の品のない作法に対して閣下……。
そう、魔王董卓閣下が、己の主に対して、実家、里、李儒(理樹)に、己の家に帰ってようを足してこいと不満を申す。漏らしてきているようなのだが。と、いったところで、少々話しを元に戻すから。今のうちに済まないと皆に謝罪をしておく。と、いった詫びを入れたところで話しの続きになるのだが。
董卓閣下と弁姫殿下、協姫殿下の三人……。麗しい戦姫さま三人が、己の主である李儒(理樹)に実家、里、家へと戻り。スナック菓子やポキポキお菓子にコーヒー、紅茶、ジャスミン茶を入れてこい。くるようにと安易に告げていたのは。李儒(理樹)と董卓閣下の寝所が、時空の扉で繋がっているのだよ。魔王董卓閣下の、偉大で強力な魔力でね。だから李儒(理樹)の大事なお妃さま達三人が「早く~。李儒(理樹)~。ポテチ~。コンソメ味~」と。その我儘に続いて弁姫殿下が、「御方さま~わらわは~。ポテチののり味もしくは~? ポキポキお菓子を持ってきてくださいませ~。あなた~」でっ、その後は? 協姫殿下が「殿~。妾は~。エビ~。エビせんが~。欲しい~。食べたい~。母上様に~。協が食べたいと申していますと告げてくださいませ~。殿~」と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます