犯人捜索
「早速、時間がないから聞くけど、犯人に心当たりとかあったりする?」
「心当たりかぁ... こうみんをストーキングするようなオタク友達はいないな... 」
「それじゃあ君を連れ出した意味がないじゃん!何か思い出してよ!」
「そう言われてもなぁ... あ!そうだ!こうみんの厄介オタならTwitterで何人か見たことあるぞ!」
俺はTwitterのオタク用アカウントを開いて、こうみんの厄介オタを探すことにした。
しかし、調べれば調べるほど厄介オタはたくさん出てくる。それもそのはず。今や天下を取ったと言っても過言ではない道玄坂。そんなグループの一番人気のメンバーである宮坂小海はやはりそれなりに知名度はある。厄介オタやこうみんを煽ったりいじったりする人はたくさんいてもおかしくはない。
「うーん...ダメだ。手掛かりが掴めないな。どうしよう。」
困り果てていたその時、Twitterで謎のアカウントを発見した。
そのアカウントのツイートをよく見てみると明らかにおかしいのが分かる。
昨日のツイートにはこう書いてあった。
「こうみんの家に突撃しまーすwwwwww」
このツイートが本当だとしたら、こいつがストーカーで間違いないだろう。
念の為に過去のツイートも見てみることにした。
「〇〇駅でこうみんに似てる人発見したんだがwwww」
「やばい、マジで似てる。本物かな?www」
「本物だとしたらチョー嬉しい!www 無銭でこうみんに会えてるもんなwwww お金払ってこうみんに会ってるやつバカだろwww」
草を生やしている時点でネタだと思われているが、いとはるの話を重ねるとこいつが犯人で間違いなさそうだ。
「多分こいつが犯人だよ。」
俺はいとはるにTwitterの画面を見せた。
「すごーい!じゃあその人の家に行こうよ!」
ツイートを遡ってみると、家らしき場所の画像が貼ってあった。親切にもその画像に位置情報がタグ付けしてある。
俺といとはるはその場所へ向かうかとにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます