9月25日 書けないものと書きたいもの

 もうすぐ10月ですぞ。

 あっという間ですね。


 10月にはサバコンの中間選考発表があるよ。


 正直、私はサバコンはもう諦めついてる。

 だって重要な『サイバーセキュリティ』について、殆ど触れてないから。


 愚かなり!!


 ただ、ストーリーとしては気に入っているので、改稿しようと思っている。

 お気に入りの武藤ムトウユリちゃんを復活させ、書ききれなかった部分を書くのだ。


 例えば。

 敵グループがビットコインサーバをハックしたり、他サーバをハックして個人情報を盗んで荒稼ぎするシーン。

 これは、味方グループとは全く関係ない話だったので記載しなかったのだ。

 書くタイミングもなかったし。


 あとは、盗聴アプリや遠隔を使って、李子リコたちを監視するシーン。

 ちらっと本編では出てくるけど、深掘り出来なかった。


 他人のデバイスやネットに上がった画像などの情報から、李子リコたちの位置やその他の情報を解析するシーンとか。

 無線LANの危険性や、フリーWi-Fiの危険性の話とか、サーバを踏み台にしたりとかそういった話とか、ね。


 実際、本編ではそういった技術が使われまくってるんだけど、説明臭くなる事が嫌だったのと、文字数足りなかったのと、私の知識が足りないのと、味方チームでその技術を使うタイミングがなかった事と、そもそも李子リコじゃあ説明しても理解出来ないから、省いた。


 そういった、もともと私がサバコン小説で言いたかった『サイバーセキュリティは個人の意識でも守る事が出来るから、意識しようぜ』を書いておきたい。


 もしかしたら、それを追記したものを、文字数上限のないコンテストに応募するかもねー。


 カクヨムコンとか?

 ……はは、それはどうだろうかね。

 サバコンでダメだったら、カクヨムコンでもきっとダメだ。


 ま、どこかの公募とか探してみるよー。



 ふと、考えてみる。


 今回のサバコン作品は、読者ターゲットが曖昧だったように思う。

 映画をイメージして書いてはいたが、その映画を誰が見ているかまでは意識が向かなかった。

(※ちなみに、子供達以外は映画になった時の声優までイメージして書いてた)


 私には書ける話と書けない話がある。

 そもそも、やはり10代男子向けの話や、今主流である30代男性(昔のラノベ世代)向けの話は、書けないようだ。

 その人達が好むであろうネタが、頭を捻っても出てこない。


 かといって。

 ガッツリ女性向けのものが書けるかというと、そうでもない。

 むしろ、少女漫画やハーレクイン系の展開は辟易してしまう事が多い。



 私はオタクである。

 メインはゲーム系ではあるが。

(このエッセイを読んでる人がなら、私がどんだけドラクエ好きか伝わっていると思っている)


 でも、一般広義で言われる『オタクの好み』とはだいぶ違うようだ。

 そりゃそうだ。

 一括りに『オタク』といえど、そのパターンは多岐にわたる。


 ならば。


 今本屋で平積みされている系統のラノベは、どんな人達がターゲットなのだろうか?


 余談。


 ラノベの扉絵は、パンツ見えそうな(むしろちょっと見えてる)女の子の『人体構造としてその体勢には無理がなかろうか』という姿がドーンとあるか、

 シリコンでも入れたんかという巨乳の女の子たちが、その乳が溢れんばかりの『え? それって肌に直に張り付いてるの?』といった露出の高い服を着て並んでいるものが多い。

(偏見がかなり入ってます)


 あと、少女漫画で多いのは、女だか男だか分からない綺麗系ヒョロ長男子が女の子に絡みついてたり縋ったりしつつも、耽美な絵柄のもの。

(偏見がかなり入ってます)


 ……正直、どちらも手が出ない。


 アレらは、一体誰が買っていくのだろうか?


 ディスってる訳ではなく。

 本気で気になるのだ。


 私にとっては、まるでエロ本を手に取るかのような感覚なのだ。

 エロ本だから、気軽に手に取れない。

 ソレ持ってレジに行く勇気も持てない。

 買うとしたら上からジャンプ重ねて、気持ち見えないようにしたいぐらいだ。

 ……分かるかな?


 最近の若い人たちは、自分の性的嗜好をあまり隠さないのだろうか?

 私は恥ずかしくて無理だ……


 ああ、前に応援メッセージで『今はオタクはステータス』って言われてたもんな……好きなものは隠すような事ではないのかもしれないな……

 でも、やっぱり無理だ。

 エロ本買う気分になる。


 あれ? 話が逸れてるぞ?


 そうそう。

 今本になってる作品のターゲットと、私の書けるストーリーの話。


 本屋で売ってるタイプのラノベは私には書けない。

 ひたすら主人公だけを愛する可愛い女の子だらけの話も書けなければ、

 何故か一途に陰ながら愛する色んなタイプのイケメンも書けない。

(※ちなみに、タイトル斬りで用作品で、私のババア愛が炸裂する話の中に、一途なイケメンと、そんな彼を健気に愛する女の子を出そうと思ったら、ニッチな性的嗜好を持つ変態と、昼メロ妄想炸裂女が出来上がった)


 書かないのではない。書けないのだ。

 前述したが、私の悲観的思考が邪魔するのだ。(ニッチな変態と暴走女子なら書けたのに)


 そこで、そもそも自分はどんな作品が好きなのだろうかと考えてみた。


 そして、むしろ自分のような人間が好むジャンルに、ターゲットを絞って書いてみたらいいのではないかと思った。


 私はプロではない。

 人が望む作品は書けない。

 なら、ニッチかもしれないが、私と同じ物が好きであろう人たちに向けて書いてみたらどうなんだ、と。

 100人いたら、5人に刺さればいい。

 1,000人になれば50人。

 一万人なら500人。

 100万人なら5万人だ。

 30代の人口が大体1,540万人なので、5%なら77万人だ。

 凄い。

 それだけ売れたら大ヒットだ!!

(ちなみに、全然関係ない話だが、今1年に約20万人ずつ人口が減ってってるの知ってる? 鳥取の人口が約57万人だから、3年で鳥取の全人口分がまるっと消えてるんだよ。怖い話だよね……)


 夢見るのはこれぐらいとして。


 注意すべきは

『読み手を意識せず、ただ自分が書きたいものだけに注視してしまう事』。


 自分が好きなものを書くと、どうしても自分の好みの展開に無理やり捻じ曲げてしまう事があるから、それだけは注意して。


 正直、『例え私が──ても、』は、ヒゲゴリマッチョの子守ナニーとか、プロレスラーの名前とか、肉弾戦女子とか、サイバーBBAとか、自分の好きなものを『まぶす』事しか出来なかった。メインではなかった。


 もっとガッツリ好きなものを書きたい。


 なら今度は、ターゲットを『中高生で厨二病全開だった頃の自分』として書いてみたらどうだろうか?


 あの頃は………………(思い出したくない)。



 そうだ。

 中高生の時の自分じゃなくても、今自分が読みたい話でどうだろうか?

 今の自分(出来れば昔の自分)が好きそうなものを散りばめて今度は書いてみよう。

 専門分野はITだから、ついでにIT知識をスパイスとして入れて(それをサバコンでやれば良かったのにね)。



 自主企画も勿論練習として進めるとしても、少し自分への『潤い』を与えるものも書いていってみますわ。


 頑張るぞー。


 といったところで、今日はお開き。


 ……さぁ、仕事の続きやるぞー……

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