飛んでいるのか落ちているのか ――人工衛星
「人工衛星は地球の周囲を飛んでいる」あるいは「回っている」という表現は、間違いではありませんが、正確に言えば「人工衛星は落ち続けている」のです。
例えば、地上でキャッチボールをしているところを想像してください。ある程度距離があれば、ボールは緩やかな放物線を描きます。これは、重力によってボールが墜ちるからです。空気抵抗もありますが、ここでは無視しましょう(^_^;)で、投げ手と受け手が離れれば離れるほど、ボールは山なりに高く、大きな放物線を描くようになります。もっともっと離れてみましょう。放物線はもっともっと大きくなります。
もっともっと遠くに、スケールを地球規模で考えてみましょう。地球は丸いので、どんどん離れれば、キャッチボールの相手が地平線の向こうになります。そして、ある時点で遠くに投げたボールが地面に到達しない状態になります。そのボールは、(空気抵抗などを考えなければ))重力に引かれて飛び続けます。別の言い方をすれば、落ち続けているのです。これが人工衛星(の軌道)です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます