そのきく何のきく 気になるきく ①「聞く」「聴く」「訊く」
どうも、お久しぶりのイカあきです。
いろいろ思うところあって、こちらの「何とも困った日本語講座」を再開しようかなと思いました。ゆっくりとですが、少しずつ役に立つことをお届けできればと。
さて、今回のお題は「きく」という言葉。
音を「きく」、話を「きく」、薬が「きく」
意味も使い方もバラバラなこの言葉、ひとことで「きく」とは言ってみましたが、皆さんは「きく」で何個の漢字を思い出せますか?
ちょっとだけ考えてから下を見てみてくださいな。
それでは、思いつくだけ、少しばかり書き出してみましょう。
「
「
「
「
「
ざっとこんなもんでしょうか。今回はお花の「
さて、これだけある「きく」ですが、大体2つの意味に分けられそうですね。
グループ①
【音に関するもの】「
グループ②
【ものごとの作用に関わるもの】「
さて、これらの「きく」の使い分け、皆さんはどのように考えているでしょうか。
「
それはそれでありかもしれませんね。
今回は、新聞向けの辞書ではどのように使い分けているか見ていきます。
というわけで、これらの「きく」について、「記者ハンドブック(第13版)」に載っている使い分けを見ていきましょう。
まずはグループ①【音に関するもの】からです。
【
これは音に関するもので最もよく使われる「きく」です。うっすらと耳に入るものをはじめ、「相手の声を
(例)・誰もいないのに声が
・まっ! な~んて
・無課金プレイヤーのご意見もついでにお
【
これはおもに音楽など、より「耳を傾ける」姿勢が高いものに対して使用します。
音に対して意識を集中しているイメージでしょうか。また、その場で音がしていないものでも「傾聴している」ものに対しては使われることがあります。ただ、どちらにしても「
(例)・俺の歌を
・
・事情を
【
この「
これは「
ただ、例えばふりがなを使うなど、読むのに迷わないように工夫があれば使用しても問題はないでしょう。しかし、誰もが読める漢字ではないことは意識しておくべきです。
(例)・岩田さんの「社長が
今回の「きく」はここまで。
次回はグループ②【ものごとの作用に関わるもの】を説明していきましょう。
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