10話 「マサキ」コンビ…復活…?
「おい久礼ェ!」
「は、はいぃ!」
なんか巌根が怖いんだけど…なんか巌根この旅のことを話した時から確実に落ち着きを失ってるよね…?
「ここから一本樫市不動三丁目に行くのはどうやっていけばいいんだァ!?」
「え、え〜っと、一本樫市不動三丁目というと…初期リスポーン値駅かな。在来線で行かないといけないんだよね?
「よし、じゃあそのルートで俺らを案内しろ。」
「わ、わかった。」
なんか志都美と稲梓と玖漆がひそひそ話してるけどなんとなくその気持ちわかる。てか僕も参加させて。無理か。岸玉にも監視されてるし、さらに巌根にも睨みつけられてるからなぁ…
「じゃ、じゃあ、新唐檜駅に行くよ。」
「何番線に乗るんだ?」
「え、え〜っと…あ、2番線だね。」
「よし、じゃあ乗り込め!」
[この電車は一本樫線外回りです。次は
「やっぱり地上を通る路線のほうが、なんか『進んでる感』があっていいよね。」
「お!あれ何線なんだろう?」
「樺檜線だね。この区間は並行しているみたい。」
[まもなく唐檜森、唐檜森。樺檜線はお乗り換えです。 The next station is Tōhimori, IG-06.]
「またここから地下か…と思ったけどすぐ外出た…」
[次は
「と思ったらまた地下か…」
「この路線、地上だったり地下だったりと忙しいね…」
[まもなく樺檜樫山、樺檜樫山。走島線、走島線快速、黒花利線、路面電車1系統はお乗り換えです。 The next station is Kabahikashiyama, IG-05.]
「ほう、ここ面白い駅だね!この宙吊りな感じ!上にコンコースがあるのかな?」
「はいはいそろそろ静かにしような?」
「う、うん…」
[次は
「地下に入ったけどたぶんまたすぐ外出るんでしょ?やっぱり…ってえええ!?また地下!?」
[まもなく灰谷、灰谷。
「えっ?まだ地下だよ?」
「もしかしたら地下駅なんじゃないの?ほら、やっぱり。」
[次は茸川に停まります。The next station is Takekawa, IG-03.5. ]
「一本樫線、駅の近くは地下で駅間が地上なところが多いんだね…」
「そういえばやっと一本樫市に入ったんだよな。」
[まもなく茸川、茸川。
「面白い駅の形だね…」
「何に乗り換えんだぁ?」
「あ、樫沼線の6番線だよ。」
「巌根がだんだん壊れていく…」
[次は茸沼に停まります。The next station is Takenuma, KN-06. ]
「この下の路線と上の路線なんだろう?」
「下が六茸線、上が南線だね。」
[まもなく茸沼、茸沼。初期リスポーン線はお乗り換えです。 The next station is Takenuma, KN-06.]
「お!すごい!海の上だよ!」
「夕日が綺麗に映えそうだな…」
[次は終点、初期リスポーン値に停まります。The next station is Shoki Respawn Chi, KN-07. ]
「やっと、やっとあいつに会えるのか…」
「あれ?でもあの島小さすぎない?というか、家ないよね?」
「ど、どういうことだ?」
[まもなく初期リスポーン値、初期リスポーン値。初期リスポーン線、初期新幹線はお乗り換えです。 The next station is Shoki Respawn Chi, KN-07, the last stop.]
「一応ついたけど…?」
「一回出てみようか。」
出てみたけどなにここ!?駅しかないじゃん!?どういうこと!?ここに社長が住む?そもそも家ないじゃん!どうなってんの?
「おい平城山 松前ィ!いるなら出てきやがれコノヤロー!」
「やばい!巌根が爆発寸前だ!」
ガチャッ
え?どこの音?今どこが開いた?
「え!?あの巌根さんが!?どこどこ!?」
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