第4話

朝日が昇り始めた。クラインさんとの約束がある。今日は武器の調達と食料の確保のために街を案内してもらう。この世界に来て2日目まだまだ分からないことだらけだし、少しでも早くこの世界のことを知るために、たくさんのことを学ぼうと思う。

「れおー」

クラインさんがこっちに向かって走ってくる。

「待った」

「いいえ、今来たところです」

当然だ。クラインさんは遅れて来てはいない。まだ約束の時間の30分前なのだから。

「じゃあ、行くとしよう」

「はい」

武器屋に着いた。たくさんの武器が売ってある。剣や銃までもある。とてもいいところだ。鎧もけっこう数がある。マントやローブもある。でも、けっこういい金額もするものが多い。

「何か良いものはあったかい」

「色々ありましたがまだ決まりません」

色々と悩んでいる。剣も欲しいし、魔法の杖も欲しい。服はローブか忍者が着るような服もある。でも、まだ魔法しか使えないし、今はローブにしようと思う。

「決まりました。」

「そうか」

この魔法のローブと杖をください。

「はい銀貨15枚ね」これでも、なかなか値段が安いものを選んだつもりなのだが、全然高い。

「どうだった、良いものは買えたかい」

「はい、なかなか値段が高かったですが」

「まあしょうがないよ」

これで冒険も出来るような装備にもなった。

「そういえば冒険に出るなら冒険者登録をしていた方がいいよ」

さすが異世界だ。やはりそういうものもあるのだな。

「どうする先に登録をするか」

「はい」

まあ今登録をしておこう。ここがギルドだよ。ここで冒険者登録も出来るよらしい。

「自分の強さなども分かるんですか」

「そうだね、レベルなどもあるし、強い人で30ぐらいのレベルだ。1レベルから2レベルまで最速記録で3ヶ月そこからはそれなりに慣れてくる。」

そうなのかなかなか思っていたより、レベルが低い。結構大変そうだ。

「冒険者登録よろしくお願いします」

ここで冒険者登録が出来るのか、すごいな異世界。

「これはとても素晴らしいステータスだよ」

力 72 E、魔力 89 E、守備力 63 E、敏捷性 75 E、mp 35 E、運 Ⅱ。

魔法:ファイアー スキル 魔力解放 :魔力を限界以上にまで達するほどの、力を出すことが出来る。

これはすごいのかは、いまいちわからないないが、すごいのだろう。

「普通初心者ならほぼ50以下なのに、天才でもせいぜい65程度魔力が以上なくらい高い。mpなど最初は普通ないはずなのにすごい。スキルもおかしいぐらい強い。今の魔力の2倍近くまでなる。昨日に続いて、3人目だよこんなステータスが高い人は」

僕以外にもいたのか、もしかしたら、僕と同じ日本から来たのかもしれない。

「終わりました」

「どうだった」

「はい。ステータスはこれです」

「なんだこの高さは見たことがない初心者には思えない、レベルは1だ」

やはりこのステータスはとてものすごいらしい。これからもっと強くなる。

「バンッ、ガタガタガタガタ」

「なんだこの大きな揺れ」

本当だこの大きな揺れはなんだ。何か遠くに見える。10キロくらい先だ。大きな塔だ。これは大変なことになりそうだ。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る