第8話突入

バスが進んでるのは感覚的に分かる。


しかし鏡太郎は精神的に疲弊していた。


どこに向かって走っているのかもは分からないし、知る気もなかった。


眠気が深くなりつつあった。


30分くらい寝てたろうか。


周りは砂漠が広がっていた。


鏡太郎はガバッと起き上がり、スマホを取り出すが、まったく反応せず。


これはやばい。


何事か?


そのうち運転手が終点ですと告げる。


ここがどこか、聞いても何も答えず、バスは去る。


砂漠の真ん中のバス停留所。名もなき停留所だった。

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