第7話バスがやって来る

社長室に入ると一万円札が散乱している。


しかも全ての紙幣は真ん中に穴が空いてる。


鏡太郎は気味が悪いので、すぐに立ち去る。


街は冬の冷気で歪んで見えた。


会社が訳の分からない状況になって、頭がフラフラしてくる。


丁度停留所のベンチがあったので、ぐったりと座り込む。


バスが来る。


鏡太郎は吸い込まれるようにバスに乗る。


そのバスは行き先の部分が真っ白だった。


2018年(H30)5/3(木)

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