第9話 コゾドーム村へ
あの後、義兄さん達が戻って来たので、シャドウちゃんの話と山賊が消滅した経緯を話したら、何故か俺だけ殺人容疑を掛けられた。
確かに自殺を促すぐらいの脅しをしたけど、現実の警察の取り調べに比べたらかわいい方だと思っている。警察の取り調べなんて受けた事ないから知らんけど。
これは、ロビンの証言とジンの否定で直ぐに無罪を勝ち取ったが、なんとなくムカついた。
それで、シャドウちゃんと山賊が消滅した事を皆に話した結果、全員が分からないと首を傾げていた。使えない連中である。
「コゾドーム村に行って確かめるしかないな」
ベイブさんがさも賢そうに、誰もが思い付く最終的な考えを言う。
義兄さん以外が「そのぐらい分かってんだ、バーカ」という侮蔑の目で彼を見ていた。
「チーちゃん。何か考えているみたいだけど、分かった?」
犬を無視した姉さんが考え込んでいるチンチラに話し掛けると、彼女は頭の中で整理しながら話し始めた。
チンチラは齢だけ取った馬鹿犬と違って頭脳を使うから、ベイブさんよりも人として優秀だと思っている。
ただし、使い道の大半がシミュレーションに特化した戦略、悪く言えば腹黒。普段の無邪気な性格と真逆なのが逆に怖い。
「シャドウって人についてはベイブさんの言う通り現地へ行かないと分からないですね。だけど、山賊さんの死亡原因だったら分かる人が居ると思います」
山賊に「さん」付けするのがあざとい。それも戦略の一つか?
「あら? 誰かしら?」
「藤野博士です」
チンチラが出した予想外の人物に全員が驚く。
「藤野博士って誰だ?」
訂正、藤野博士を知らないロビンが首を傾げていた。本当、コイツは場の空気を読まない。
「ヨシュアちゃんのお父さんでAI研究の第一人者よ。このゲームのAIも彼のセンターを使用しているの」
「なるほど。何となくチンチラの考えが読めたぞ」
姉さんが藤野博士について教えるとロビンが頷く。捕食者のカンってやつか?
「レイ君の話だと、彼はバグで消滅したとの事でしたから、藤野博士が調査すれば原因が分かると思います」
「だけど、センターのAIは何十億とあるんでしょ。その中の1つのAIを探すのは無理だと思うわ」
ジョディさんの質問にチンチラがにっこり笑う。その笑顔があざとい。
これも戦略の一つだと考えたら、彼女はかなりの策略家だと思う。
「博士の話だとジン君を監視しているって言ってたから、その場に居たジン君のログを解析すれば、AIの個人情報も分かるはずです」
「ああ、そう言えばずっと覗き見されてたんだったな。って事は、この会話もログに残るって事か……博士の娘は露出狂。酒が入ればチッパイポロロン!!」
博士に娘の酒癖を教えてあげる。
「レイ、お前は余計な事を言うな」
「ヘイヘイ」
義兄さんの注意を右から左へ受け流すと、この場に居る皆が「コイツ、ダメだ」という目で俺を見ていた。
「話を戻すぞ。今の話は名案だと思う。後でヨシュアに連絡して藤野博士に協力を願おう」
「いや、それだったら直接シャムロックに連絡した方が早い。あいつは藤野博士の助手らしいから、調査も実質アイツだろう」
「それじゃ、ベイブからシャムロックへ話をしておいてくれ」
「了解した」
義兄さんの提案にベイブさんが訂正を入れて、結局、山賊の案件はシャムロックさんに全部ぶん投げた。
それから、姉さん達が連れ戻してきたクエスト依頼所の従業員も居るし、そもそもここに用があったかというと別になかったわけで俺達は城へと戻った。
今日の出来事について報告があったのか、夕食時に義兄さんがタイさんにチクリと小言を言われていた。
それを見て心の中で嘲笑っていたら、それを見破った義兄さんに睨まれたけど、そういうのは気にしたら負けなので視線を無視して食事を楽しむ。
そして、食事も終わって後は寝ようとベッドに入り今日の出来事を考えていたら、本来の目的だった調合ギルドと道具屋に行ってない事に気付いて「うわあああ」と思いながら寝た。
夢の中でビックバンが生まれた。
翌朝、ホモ対策に装備をしたまま寝ていて、あちこちが痛いので体を解す。
体を解しながら、監獄でジンを見つけた時に殺しとけば良かったかなと少しだけ思いつつ、俺の性格ってこんなに殺伐としてたかな? と考える。
そんな俺の考えを知ってか知らずか、ジンは俺よりも先に起きていて、ベッドの上でぼーっとしていた。
こいつは低血圧を装った儚げなイケメンをアピールか? 低血圧なら負けねえぞ。こちとら、内藤さんから「冬の爬虫類」とまで言われた病人だ。
争いのレベルが低すぎてむなしくなった。
メイドに呼ばれてジンと一緒に食堂へ行く。
移動中、案内で前を行くメイドの後ろ姿、正確にはエロそうなケツを見ながら、過去に閲覧したメイド系のエロ動画を回想する。朝から元気です。
タイさん一家と全員で朝食を取っていると、食事中の会話で今日の予定の話になり、義兄さんがコゾドーム村へ行くと言ったらマークⅡが「行っちゃいやだーー!!」と泣きだした。
確かに幼女は小説などでおっさんが転生する際に、性転換するぐらい需要はある。
だけど、それは作者の性癖が異常なだけで、実際に幼女を危険な場所へ連れて行ったら、それはただの児童虐待だ。
タイさんがなだめようと試みた結果、クララが部屋中に響く大声で泣きだした。
俺が幼い頃は、ハゲ爺を見つけると指をさしてキャッキャッと笑い、その都度、父さんか母さんが謝っていたけど、クララはハゲを見ても面白くないらしい。
結局、この場に居る女性全員がハゲを部屋の隅に追いやり、何とかクララを宥めようと頑張っていた。
食い終わって俺がジンを連れて先に食堂を出る時、ハゲが部屋の隅で泣いていた。
クララが泣き止むまで、俺とジンは先に馬車の様子を見に行くことにした。やる事がないともいう。
例の黒タク型馬車に近づくと、馬車が上下に揺れていて、中から二人の男の喘ぎ声が聞えて来た。
「「…………」」
足を止めて、ジンと一緒に無言で馬車を見る。
朝から元気だな。相手は誰だか知らないが、どうやらビートはプレイ中らしい。
俺は別に他人に厳しい性格ではないと思っている。違うかもしれないが、俺はそう思っている。
だから、プライベートでどんな性犯罪を犯しても、捕まらずに仕事さえキチンとしていれば、寛大な心で許せると思っていた。
だけど、ダメだ。目の前の光景は寛大な心を持っていても許せねえ。後で乗る事を考えたら、絶対に許せねえ。
「ジン、あれに参加するぞ。ついて来い」
今まで散々「ホモは失せろ」と言っていた俺の言葉に、ジンがギョッとする。
それを無視して、軽く手で付いてこいと誘いながら、静かに馬車の後ろへと移動。
そして、ジンと二人で馬車を掴むと、揺れるのに合わせて馬車を激しく上下に動かした。
「うおっ!! 何だ? ……あっあっ!」
「ふっ! ふっ! ふっ! ふっ!」
驚いている男とは逆に、ビートは馬車が揺れても動じず腰をグラインドしているらしい。
ブレねえ爺だな。いや、今は上下にブレているのか?
まあ、どっちでもいいや。とりあえず、今は汚ねえ喘ぎ声を黙らせたい。
「ふざけんな、誰が爺のプレイを聞いて興奮するんだ!! プレイヤーのニーズってのを考えろ!!」
大声で叫んで馬車を蹴飛ばすと、中の声が聞こえなくなった。
本当に酷いゲームだと思う。聞こえなくなった馬車を見て、溜息を吐きガックリと首を垂らした。
暫らくすると、再び馬車が揺れて、中から喘ぎ声が聞こえて来た。
「続けるんかーーい!!」
「…………」
俺も驚いたが、流石のこれには隣のジンも驚いた顔をしていた。
「いいかげんにしろ、このホモ野郎!!」
「ホモじゃねえ、バイだ!!」
ホモと叫んだら、ビートが中から叫び返してきた。
「ウルセェ、無駄にこだわってんじゃねえよ!! ホモだろうがバイだろうがどっちでもいいから、今すぐ汚ねえ交尾をやめてとっとと馬車から降りやがれ。ぶっ殺すぞ!!」
「あと少しだ。もう少しだから待て!!」
「何がもう少しだ、バカヤロウ!! いいから早く出ろ」
「出る……出る!!」
「おい、馬鹿、俺は出ろと言ったんだ!! 出そうとするな、絶対出すんじゃねえぞ!!」
馬車をガンガンに蹴っ飛ばして叫んだら、馬車の扉が開いてズボンを半分ずり下した中年男が慌てて逃げ去った。
そして、その後からビートが堂々と降りてきて、ズボンのベルトを締めながら俺達の方へとゆっくり振り向く。
「カモメという鳥を知ってるか?」
「……知ってるけど、突然どうした?」
「カモメの雄はバイセクシャルが多いらしい」
へーそうなんだ。
だけど、なんでそんな話を……ああ、なるほど。これは俺も身に覚えがある。
コイツ、出しやがった。
「賢者モードに入ってんじゃねえよ!!」
「……ふぅ」
大声で怒鳴り返すと、ビートがゆっくりと息を吐いていた。
開いた馬車の扉から中を覗くと、男のスメルが漂ってきた。
「ちゃんときれいにしとけよ」
「分かってる。だけど、その前に洗わせろ」
何を洗うんだ。ナニを!!
このゲームのNPCは、ゲーム会社が作った感情表現の少ないAIではなく、藤野博士が居るAI研究所からの外注なのは以前に聞いた。
研究所のAIは数多くの現実の人格データから作られ、ファンタジーゲームにカスタマイズされただけあって、現実の人間と同じ行動を取り、会話も成立する。
NPCがプレイヤーと全く区別がつかないのは、ゲームを楽しむ上で良いとは思う。
だけど、これだけは言いたい。
まともな人間からデータを取れ!
チ〇コを洗いに行くビートの後ろ姿を見ながら、この爺のベースになった人間は一体どんな変態なのかと呆れた。
「毎回ヤリ終わる度に洗いに行くのか? 大変だな」
「普段はしゃぶらせてきれいにしてる」
「最低だな、クソ爺」
ビートが戻って来て最初の会話がコレ。
汚れ人間同士の通常トークはハエが集るぐらい汚い。
馬車の清掃は少しでも早く終わらせるため、他人の精液に免疫のあるジンが掃除していた。
俺も手伝いたいけど、無理。あの爺の体液を触ると思っただけで鳥肌が立つ。
だけどジンが可哀そうだから、アサシンになっている時に使っている口元を覆うマスクを貸してあげた。
「さて、きれいにするか」
ビートが面倒くさそうに呟いて、ジンと一緒になって馬車の掃除を始めた。
やる事がない俺はというと、御車席に座ってステータスを確認する事にした。
と言う事で、久しぶりに ドーーン!!
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Lv29
スティールレイピアSTR+3、AGI+6、痛覚倍増付与付
サバギンレーザーVIT+10
・筋力(STR) 3+11=14
・体力(VIT) 10+3=13
・瞬発(AGI) 6+7=13
・知力(INT) 5
・器用(DEX) 8
取得スキル
スキル増加の指輪(+3)
盗賊隠密スキルのフード付きマント(盗賊隠密スキル+6)
【生存術<Lv.26> INT+2】
【危険感知<Lv.26> INT+2】
【盗賊隠密スキル<Lv.23(+6)28> DEX+2】
【戦闘スキル<Lv30> VIT+3】
【盗賊戦闘回避スキル<Lv.25> AGI+2】
【打撃スキル<Lv.26> STR+5】
【格闘技スキル<Lv.27> STR+5】
【軽業スキル<Lv.26> AGI+5】
【サバイバルスキル<Lv.18> INT+1】
【ボルダリング<Lv.11> STR+1】
【クロスボウ攻撃スキル<Lv.20> DEX+2】
【クロスボウスキル<Lv.20> DEX+2】
【遠距離命中スキル<Lv.20> DEX+2】
控え
【突刺剣スキル<Lv.28> AGI+5】
【盗賊攻撃スキル<Lv.29> AGI+2】
【盗賊窃盗スキル<Lv.15> DEX+1】
【生産スキル<Lv.24> INT+2】
【調合士スキル<Lv.26> INT+2】
【毒作成スキル<Lv.26> INT+2】
【薬草学スキル<Lv.26> INT+2】
【乗馬スキル<Lv.5>】
アクション
生存術・危険感知・ステルス・目くらまし(唾吐き)・死んだふり・足蹴り・バランス崩し・ホップ・ステップ・ジャンプ・サイドステップ・バックステップ×2・ダブルジャンプ・バックアタック・落下ダメージ減少・腕力UP(小)・早打ち・影縫い・スナイピング・ダブルショット・急所撃ち・薬作成・毒作成
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レベルは1上がっていた。
ここに来るまでの間に殺ったのって、トカゲ野郎ぐらいしか居なかったけど、どうやらアイツ等はレベルが高かったらしい。もっと殺っとけばよかった。
スキルはクロスボウ系のスキルが上がっていた。
俺が使ってるのはショットガンだけど、あれ、一応ゲーム上だとクロスボウだから。
スキルレベルが上がって全体でDEXが3上がっていた。恐らく遠距離で命中率が上がたと思うけど、ショットガンを撃つ時は近距離か中距離なので、実感は全くない。
アクションスキルは急所撃ちを覚えた。
急所撃ち……クロスボウの命中先が、急所になる確率が上がる。
多分、これも遠距離で使ったら効果があるスキルなんだろうなぁ。
いつか使う時があるかもしれないけど、恐らくスキルの存在を忘れて使わないと思う。
まあ、あれだ。ショットガンに命中率を求めてはいけない。これはFPSゲームの昔から伝わる格言である。
城の方から騒めき声が聞こえて振り向くと、義兄さん達がこちらに向かって歩いて来ていた。
彼等に軽く手を振って応じながら清掃の進捗を確認してみれば、どうやら終わったらしい。
精神的に疲れた様子のジンとは逆に、ビートはいつも通りのブスッとした様子で馬の様子を確認していた。
「クララはどうなった?」
「泣き疲れて寝ちゃったわ」
姉さんに尋ねると、マークⅡは燃料が切れて停止したらしい。
「そりゃまたご苦労なこって」
「だけど可愛いわよね。私もクララちゃんみたいな子供が欲しいわ」
「だったらゲームなんてやらずに、義兄さんのケツでも掘って妊娠させろよ」
「それはそれで面白そうね」
「おい、二人共。変な事を言うな」
俺たちの会話を聞いていた義兄さんが顔を顰める。
「冗談だよ」
「冗談よ」
俺と姉さんが同時に言い返すと、義兄さんが苦虫を潰した様な表情を浮かべて、これ以上は付き合いきれないと、皆の後から馬車に乗り込んだ。
「ところでジンちゃん。クララちゃんの護衛になる気はない?」
全員が馬車に乗って後は俺達だけになると、姉さんがジンに話し掛けてきた。
突然振られた話の内容に、ジンがキョトンと首を傾げる。
「昨日ね、ニーナさんとの会話中にクララちゃんと仲が良いジンちゃんの話題が出たの。その時にジンちゃんの生い立ちを話したら、ニーナさんがクララちゃんの護衛に雇ってもいいって言ってくれたのよ」
「…………」
「もちろん、貴族の護衛になるわけだから、ある程度の教養は必要よ。だけど、その教育も引き受けてくれるらしいから、私は良い話だと思うわ」
姉さんの話にジンが少し考えてから首を横に振って断った。
おま……幼女の護衛を断るのか!? 今の話をどこぞのペドフィリアが聞いたら、去勢して宦官になっても引き受けるぞ。
驚く俺を余所に、ジンはメモを取り出して何かを書いてから、恐る恐る姉さんに渡す。
メモを受け取った姉さんはそれを見ると、ジンに向かって笑みを浮かべた。
「……そう。ジンちゃんがそうしたいのなら、それでいいわ。きっと今が楽しいのね」
その返答にジンが体をビクっとさせて姉さんを見返した。
「ふふふっ。私達は束縛するつもりなんてないんだから、断っても殴ったりしないわ。ジンちゃんは自分の好きな事をやればいいの。それが、自由よ」
ジンが姉さんを見ながら口を開ける。そして……
「……じ……ゆう……」
掠れた小声で喋った。
「……は!?」
「……えっ?」
喋れないジンの口から出た言葉に、俺と姉さんが目を見開いてジンを見る。
そして、なによりも喋ったジンが一番驚いていた。
「……お前、今喋った?」
「…………」
キャラ設定はどうした?
俺が驚きながら話し掛けると、ジンが信じられないといった様子で俺に向かって話そうと口を開閉するがやはり喋れず、残念そうに項垂れた。
「……まあ、あれだ。俺も下ネタ展開から突然シリアスパートを直撃されたら、ショックで声も出ねえ。口がきけないお前は、逆に話せたんじゃね?」
「下ネタ?」
ビートのカーセックスを知らない姉さんが首を傾げる。
だけど、これは絶対に言えない。もし、姉さんが知ったらビートは「早く殺してくれ」と泣き叫びながら殺されるだろう。
「まあ、何時も事だから」
「そうね」
うまく誤魔化したけど、それで納得されるのもどうかと思う。
「ジン、馬を繋ぐのを手伝え」
会話が途切れたタイミングで、離れた場所からビートがジンを呼ぶ。
ジンは戸惑いながら姉さんを見ると、軽く会釈してこの場を離れていった。
「なあ、姉さん。さっき、ジンは何を書いたんだ?」
ジンが離れるのを見届けてから姉さんに尋ねると、彼女は先ほどジンが書いたメモを俺に見せた。
『今のままがいい』
先程の姉さんの話だと、ジンは今が楽しいらしい。
「分からねえな。クズとゴミだらけのこの世でも楽しいのか?」
「そこに自分の居場所があるなら、きっと楽しいのよ」
居場所ねぇ……死に逝くだけの俺に居場所はあるのか? 何となくそう思ったけど、厨二病っぽいから脳裏からポイッと捨てて肩を竦めると、姉さんが俺を見て笑っていた。
ビートとジンが御者席に乗り、最後に残った俺と姉さんが馬車に乗る。
そして、俺達が乗った馬車はシャルエッセンを出ると、シャドウの居るコゾドーム村へと旅立った。
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