第19話 魅惑少女クララたん

 俺と義兄さんの喧嘩が終わると、野次馬も次々と去っていった。見物料を寄越せ。

 義兄さんの説教という名の暴力が終わったが、あのまま戦い続けていたらどっちが勝っていたのか考える。

 義兄さんは海賊との戦闘後の体力を消費した状態に対して、俺は万全だった。それなのに引き分けだったから、互いが万全の状態で戦ったら俺が負けていたと思う。

 少し戦い方を変えるべきか……。




 どうやってあの男を殺るか悩んでいたら、俺の周りに陰が差した。

 顔を上げると、敵船で助けた爺が目の前に立っていた。爺の後ろに幼女も隠れている。


「もう大丈夫か?」

「見苦しいところを見せて悪かったな」


 肩を竦めると爺が笑いだした。


「いやいや、なかなか良いものを見せてもらった。お主達の事情は分からぬが、若い内はあれぐらい暴れた方が良い」


 お前は脳筋の成れの果てか? 眉をひそめていると、爺がスティレットを俺に返した。


「改めて礼を言おう。儂の名はアルドゥス・ベルナール。こちらの御方はクララ・シャルエット様。ブリトン王国シャルエット伯爵の一人娘じゃ。そして儂はシャルエット様に仕えるただの爺じゃ」

「レイだ。よろしく」


 お互いに名乗ると、アルドゥス爺さんの後ろに隠れていたクララは俺をじっと見ていたが、俺が視線を向けると、爺さんの後ろに隠れながら、ひょっこり顔を出した……やべぇ、チョーー可愛い。


 ……あれ? シャルエット? シャルエット、シャルエット……どっかで聞いたような気がする。ハテ何だっけ? ……あ、思い出した。

 師匠が言っていた武器に毒を塗るスキルを教えてくれる人が、シャルエット町の西にあるゴドゾーム村に住んでいたはず……確かシャドウって厨二病臭い名前だったな。

 婆さんの知り合いって事は年齢もかなり上のはず。通りすがりの人に「シャドウさんこんにちは」とか言われたりしたら、俺なら恥ずかしさで山に引き籠る。


「ひょっとして領地にシャルエット町があって、その西にコンドーム村……間違えた。ゴドゾーム村ってない?」


 俺がアルドゥス爺さんに質問すると、爺さんが驚いた様子で俺を見つめる。


「確かにその村はあるが、どうしてお主が知っておる?」

「チョットね。そのゴドゾームって村に用がああるんだ」

「ふむ、あそこは何もない田舎じゃがのう」


 アルドゥス爺さんが髭を摩って考えているけど、毒を塗るスキルを持つ奴が自分をアピールなんてするわけない。そのシャドウってヤツの過去は、絶対にドス黒い人生だと思う。


「まあ大した用事じゃないし、気にしないで。それで、そのクララ様がなんで海賊船に捕まって、どんぶらこと海に居たのさ?」

「ふむ。クララ様の母方がアース国の方で、孫の顔見せということでこちらに来たのだが、その帰りに突然海流が荒れて船が難破してしまってな。なんとか沈まずに済んだのじゃが、舵が効かなくなってのう。

 それでも海流に任せてコトカへと向かっていたのだが、二日前に海賊に襲われて人質になってしまった。それで儂とクララ様は身代金目的で海賊のアジトへ護送中に、お主に助けられたわけじゃ」

「そりゃまた大変なこって。ちなみに、この船も海賊船だけどな」

「何じゃと?」

「まあ、こっちの海賊は名ばかりのヘタレだから、身代金なんて取る気はないと思うし、安心して良いよ」


 驚くアルドゥス爺さんにアビゲイルがヘタレ女子だと伝えると、ほっとした様子だった。


「それで、できればコトカに向かって欲しいんじゃがのう」

「それは難しいな。野暮用があって最終的にはコトカに帰るけど、すぐには無理だ。そこら辺は姉御に相談してくれ」

「アビゲイルだ」


 後ろからアビゲイルの声がして振り返ると、彼女は苦笑いしながら立っていた。


「消えたと思ったら敵船に乗り込み、毒をばら撒いて、人質連れてきて、いきなり喧嘩とか少しは自重しろ。それとヘタレと言うな」

「スマンコ。で、話を聞いていたっぽいから続けるけど、この人達ってコトカに行きたいらしいよ。どうする?」


 俺がそう説明すると、アビゲイルはアルドゥス爺さんに手を差し出した。


「船長のアビゲイルだ」

「儂の名はアルドゥス・ベルナール。儂の後ろに居るのがクララ・シャルエット様じゃ」


 アビゲイルとアルドゥス爺さんが握手を交わす。

 すると、後ろからクララが顔を出してアビゲイルにペコリと頭を下げた。


「よろしくでしゅ」


 クララが、クララが喋った!

 え? 「でしゅ」とかチョーー可愛い。何で俺には話し掛けてくれないの?


「可愛いな。レッドローズ号へようこそ」


 アビゲイルが笑ってクララの頭を撫でると、幼女が恥ずかしそうに笑い返した。

 何で!? 何で助けた俺には笑い掛けてくれないの?


「な……何で姉御にだけ話をするの? 笑うの? 反応するの?」

「アビゲイルだ。私が美人だからじゃないか?」

「それ自分で言う?」

「お前も色男なんだから、フードを取れば良いじゃないか」

「……ほっぺのお傷が怖いでしゅ。それに喧嘩する人もキライでしゅ」


 アビゲイルと言い合っていたら、クララが俺の頬にある傷を見て呟いた後、アルドゥス爺さんの後ろに隠れた。

 傷は仕方がないとしても、喧嘩は義兄さんのせいじゃないか! やっぱり一発だけでも毒霧を見舞っとけばよかった。

 アビゲイルがクララの言葉を聞いてゲラゲラ笑った後、アルドゥスに話し掛ける。


「お前達はコトカというより、ブリトン国に行きたいんだろ」

「うむ。儂はクララ様のご両親のところまで、命に代えても護衛しなければならん」

「だったらコトカへ行っても無駄だぞ」

「む? 何故じゃ?」

「私が聞いた話だと、あの謎の海流は一カ月前から突如発生して、ブリトン国とアース国の間の行き来を封じている。コトカで別の船を探そうとしても、海流が元に戻らん限りはブリトン国に行く船もないと思う」

「ふむ。それは困ったのう」

「この船でも駄目なのか?」


 俺の質問にアビゲイルが首を左右に振る。


「さあな。私はその海流を見ていないから、分からないとしか言いようがない。だけど、話を聞く限りだと流れが相当速いらしいから、行きたいとも思わないな。それに今はお前達の方が優先だ」

「ふむ。ところでレイ殿はどこに向かっているのじゃ?」


 アルドゥス爺さんが聞いてきたけど、素直に言うべきか……まあ、隠しても無駄か。この船に乗っていれば何処かで耳にするだろう。


「ああ、海賊王の財宝って奴をいただきにね」

「ほう。シルベスタンの財宝か。20年ぐらい前に聞いたことがあるのう」


 シルベスタン? ……ああ、確か姉御から聞いた、リックの祖父がウィリアム・シルベスタンだったな。


「そそ、それ」

「何人もの冒険者が探しに行って見つからなかったとは聞いたが、まだ諦めてない冒険者が居るとは思わなかったぞ」

「という事で、コトカにはもうしばらくは行けないから諦めてね」

「うむ。こちらは助けてもらった身だし一向に構わんが、できれば服と武器だけは貸してもらえんか。海賊に取られてズボン一枚は、さすがに老体には厳しくての」


 と言いつつ、アルドゥス爺さんがアビゲイルをチラッチラッと横目で見ていた。その様子は息子の嫁に小遣いをせびる爺。


「ははは、分かったよ。武器と防具ぐらいは貸してやる。ただ、甲冑なんて海の上じゃ役に立たないから、皮鎧ぐらいしかないぞ」

「かたじけない! このご恩は忘れませんぞ」

「じーじ、良かったでちゅね」


 クララもアルドゥス爺さんの後ろで喜んでいるけど、クララちゃんマジ天使!

 アビゲイルもクララの様子にニコニコしていた。




 クララをマジ天使と言ったけど、本当に天使だった。

 俺が見つけた時は幽閉されていたけど、戦闘が始まるまでは海賊船の中を自由に走り回っていたとアルドゥス爺さんから聞いた。

 人質なのにそんな自由で平気なの? と詳しく聞いたら、クララが誰相手でも舌足らずな喋りと笑顔を振りまいて、海賊がデレデレになっていたらしい。可愛いは正義。

 海賊相手に遊んだりお菓子をもらったりして、人質というよりマスコットキャラ待遇だったとか。船長が怒ろうにもクララがちょっと泣き顔を見せたら慌てて宥めたらしい。可愛いは無敵。

 襲撃した時に幽閉されていたのは、俺達に襲われないように海賊が奥深くへ隠していたとか……どっちが悪党なのか分らなくなってきた。


 そして、今、クララは船の食堂で、彼女を取り囲む女性相手に笑顔を振りまいていた。


「おねえちゃまは魔法ちゅかいなんでしゅか?」

「そうよ~。よく分かったわね~~」


 内面が魔女だってバレたんじゃね? 姉さんがでろでろになってクララを撫でる……あんな姉さんは見た事がない。


「えへへ。ターニャが読んでくれたご本でちってまちた」


 ターニャというのは乳母らしい。天使の微笑みを見て、姉さん達がとろけるような笑顔を見せていた。

 ちなみに、クララを見たくて近寄った男性は、誰ひとり隔たりなく女性から追い払われているけど、何故かリックだけは何の違和感もなく女子達と一緒に居た……これが人生にハーレムタグを付けている勇者の力なのか!? ぐぬぬ。


 俺も顔が隠れて脅えているのなら、フードを脱いでクララと接しようかと考えたけど、今まであまり脱がないフードをクララのために脱いだりしたら「あれ? こいつ実はロリコンじゃね?」と。皆から思われそうで怖い。

 一度付いたロリコンタグは、一生掛けても剥がせない呪いのタグだ。

 例えばベイブさん。普段は渋いのだが、ジョーディーさんというロリ姿の妻を持ったために、本人の意思とは関係なくゲーム内ではロリコン疑惑がもたれている。

 ベイブさんが「何時の間にか美樹が幼女になっただけで、俺はロリコンじゃない!」と叫んでも、隣にジョーディーさんが居る限り、彼の発言に信頼性が全くない訳で、見知らぬ人からは白い眼で見られている。

 ある意味ベイブさんは全く何もしていない被害者だけど、正直ああはなりたくない。

 呪いのタグが付けられても嫌だから、遠くからクララを見てほっこりしてよう。


「師匠もクララちゃんファンクラブへ入らないッスか?」


 俺が隠れてハアハアしていたら、いつの間にかヨッチが側に来て謎の勧誘をしてきた。


「……へ?」


 そ、それは……合法ロリの勧誘か? ロリコンもアイドルにしてしまえば偶像崇拝となって許されるという、最終奥義じゃないか!

 昔、眼鏡デブのプロデューサが奥義「握手拳」という技で、何人ものロリコンにCDを買わせて破滅へと追いやり、億万長者に成り上がったと言われている。


「クララちゃんって可愛いじゃないッスか。誰かが暴走しないように、皆でクララちゃんを見守ろうの会みたいな感じッス」


 なるほど。お互いに監視してクララを守ろうという方針か……イエスロリータ、皆で仲良くノータッチ。だけど本当はペロペロしたいってやつだな。


「クラブに入ると……その、なんだ……あれ……あ……」

「何ッスか?」

「……握手拳は手に入るのか?」


 そう、握手拳の凄いところは、ノータッチの封印を合法的に解くという、最強の技であるが故に誰も敵わない……ああ、恐ろしい、だけど素晴らしい。

 俺がこっそり耳元で尋ねると、ヨッチが少し渋い顔をした。


「今はまだガードが固くて無理ッスね。ただ会長のシリウスさんがスクリーンショットという奴を撮るらしくて、生写真という絵が手に入る予定ッス」


 ……シリウスさん何やってるの? あ、おまわりさんコイツが盗撮の犯人です。


 生写真か……確かに笑顔のクララがいつでも手元にあるのは素晴らしいと思う。

 だけど、それで良いのか? その写真のクララが微笑んでいる相手は俺なのか? 否! 違う。クララが笑っているのは、その写真を取った相手であって俺ではない! そんな偽物の笑顔なんて俺は要らない!!


「俺は遠慮しとくよ」

「残念ッス。ちなみに、近寄ったら師匠でもただじゃおかないッスから、そこはよろしくッス」

「あははは……はっ!?」


 冗談だと思って軽く笑ったら、ヨッチの目がマジだった。


「んじゃ他の人を勧誘に行くッス」


 そう言い残して、俺の前からヨッチは居なくなった。

 クララがこの船に来て、まだ一時間もしない内に船の全員が魅了されていた。可愛いは最強!

 今魅了されてない人は義兄さんぐらいか? ちなみに義兄さんは喧嘩の後、一人部屋でシコっ、訂正。閉じこもっていた。




 クララを取り囲む女性陣を羨ましく見ていたが、段々変態ストーカーに変わりつつある自分に気付き怖くなった。

 五歳未満の女の子って反則だろ……見ているだけで男女関係なく母性本能が活性化しやがる。

 取りあえず煩悩を捨てようと、無心で学校の課題を始めた。

 治療のためにゲームをしているけど学校も忘れちゃいけない。特に俺の通っている学校は宿題の量に関してだけはヘルモードで、常に背後から退学の二文字が迫ってくる。ただでさえ一年病気で留年しているのに、病気が治ったら高校中退で人生負け組オワタは回避したい。


「フードしゃんは何をやってるんでしゅか?」


 俺がクララを忘れようと数学の問題を必死に解いていたら、煩悩の権化が話し掛けてきた。クッ! 集中力が足りない! 忘れろ、忘れるんだ。あの子は高根の花、俺には一生かけても手に届かない!


「フードしゃん?」


 煩悩退散、煩悩退散と唱えていたら、また煩悩が俺に話し掛けてきた……顔を上げると、本物のクララが目の前で俺を不思議そうに見ていた。あれ? 何時の間に?

 囲んでいた女性達を見れば、何故か俺を睨んでいた。そればかりか、食堂に居る全員が俺を睨んでいるし……お前等、怖えぇよ。


「えっと……勉強中……だけど?」

「おべんきょうおりこうさんでしゅね」


 クララが俺に向かってにぱーって笑った。ねえ、見た? 今にぱーって笑ったよ。

 眩しい! 俺の中にあるドス黒い何かが浄化されていく。

 99%ドス黒い俺には即死級の笑顔だ。ちなみに、残りの1%はピンク色。


「ク……クララちゃんは何をやってるのかな?」

「クララはでちゅね、お船のたんけんなのでしゅよ」


 姉さん達に飽きて探検といったとこか……ざまぁ。


「フードしゃんは何でおへやの中でもフードをかぶってるんでちゅか? ママはお部屋ではフードはぬぎなちゃいって言ってまちたでちゅよ」


 俺の顔に興味を持ったクララがじっと俺を見ているけど、これはフードを取っても大丈夫なチャンスだよな。

 クララから言って来たんだから、お前等ロリコン扱いするんじゃねぇぞ。


「ごめんね。ほらフードを取ったよ」

「ふわぁーー」


 俺がフードを取って顔を見せると、クララが驚きの声げジッと俺を見つめた。

 やべえ、ペロペロしたい。だけど、少しでも近寄ったら全員から殺される。それが分かっているから迂闊に近寄れない……ぐぬぬ……。


「フードしゃんパパよりかっこいいでしゅ。びっくりしまちた」

「ありがとね」


 お礼を言うとクララが「えへへ」と笑った。

 クララたんマジ天使。でも俺、クララの父ちゃんに殺されそう。


「ところで、クララちゃんはどうして俺のところに来たのかな?」


 さっき嫌いとか言われたから質問してみた。


「じーじが助けてもらったらお礼を言わないとめーって言ってまちた。だから助けてくれてありがとうでしゅ」

「どういたしまして」


 クララに向かってとびっきりの笑顔を見せると、奥で睨んでいた女性達が驚いて悲鳴を上げた。

 失礼な奴らだ。心が真っ黒な奴は、相手を騙すために演技で純粋な笑顔をするんだよ。例えば、詐欺師とか政治家とかアイドルとかな……。


「ではたんけんに行くのでしゅ。またなのでしゅ」


 そう言い残すと、クララが俺の前から去って行った。そして、食堂に居た全員がぞろぞろとクララの後を追い駆ける……全員、自重しろ。




 俺と別れた後、クララは探検という名の暴走を繰り返していた。

 海を見ては「イルカしゃんにのるーー!」と危うく海に落ちそうになったり、居なくなったと思ったら何時の間にかマストの上に登って落ちそうになったり、ひょっこり現れては操舵舵を滅茶苦茶に回して現在地を見失ったりと、暴走していた。

 姉さん達と影で見守っていたクララちゃんファンクラブの連中は、クララが暴れるたびに必死にフォローして疲れた様子だった。


 それと、レッドローズ号の後を追尾していたマーカスの海賊船は、2時間後に進路を変えて視界から消えた。

 恐らく毒の被害で船内は大変な事になっているのだろう。想像するだけで恐ろしい……バラ撒いたのは俺だけど。

 何年か前にやったゲームで、毒消しを持たず敵から毒食らって必死に町まで戻るというプチなデスゲームをやった事があるから、彼等の苦しみは分かっているつもりだ。頑張って生きろよ。

 ちなみに、そのゲームは何とか町まで到着したが、道具屋の一歩手前で死んだ。




 夜になって気晴らしに甲板に出ると、中天にかかる月と満天の星空の下、冷たい風が頬に当たった。

 何時もより船が静かなのだが、その原因は姉さん達とクララちゃんファンクラブの皆が死んだように寝ているからだろう。そのクララも今はぐっすりお休みだ。


 月明かりを頼りに何時も寝ている船尾楼の上に登り、横になって目を閉じると船に当たる波の音が心地よく鳴り響く。

 今日の出来事を考えていたら、楼閣の下で話し声が聞こえた。

 こっそり覗くと、義兄さんとベイブさんが真剣な顔で話しをしていたから、聞き耳を立てる。


「杉本さん、俺は零をどう扱えば良いのか分からない……」


 どうやら俺の事についての相談らしかった……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る