第17話 一人ピクニックはセピア色

 調合施設の場所を聞き忘れたので恥ずかしながら戻り、期待薄で先ほどのド派手姉さんに聞いてみたが、やはり調合の施設は調合師ギルドにしかないとの回答だった。

 さらに「街中で火を起こすと守衛に捕まるから駄目よ」と、まで言われてしまった。


 諦めきれずに、先ほど会話をしていた調合師っぽいプレイヤーにどこで作成しているのか聞けば、やっぱり調合師ギルドで施設使用料を払って作成していた。

 俺と調合師が話をしている最中、横で聞いていた別の生産者が手を横に振って「ない、ない。それは高すぎる」とニガ笑いをしていた事から、施設使用料もぼったくりが判明。

 医療関係者に金の亡者が多いのは、現実でもゲームでも同じらしかった。


 他に作れる場所は知らないし、それ以前に王都が広すぎてどこに何があるのか全く知らない。

 気が付きゃ迷子。街で作れないなら、もういっそのこと街中で作るのを諦めて、街の外で作ると決めた。

 だけど、あのメス豚のせいで薬の生産ができないのは想定外だ。あのメス豚も早く雄豚と結婚して養豚場にでも行って欲しい。それかこんど男でも紹介してやろう、相手はオークだけど。




 愚痴はここまでにして、外での作業の為に必要な道具を購入する事にした。

 乾燥させる必要がある材料は全部粉にしてあるので、後は湯を沸かす鍋と煮汁をこす布。ついでにこした煮汁を入れる容器と瓶に入れる漏斗を用意すれば作れるはず。

 意外と必要な道具が多いけど、なんでも入る鞄があるから問題ない。俺から言わせてみれば、あのポケットさえ手に入れば惰眠をむさぼる青い狸は邪魔なだけ。


 のんびりした店主が居る雑貨屋に寄って欲しい物を言ったら、あっという間にドンッ! と全品をカウンターに置かれて驚いた。

 店主の顔は相変わらずのほほんとしているけど、瞳が「うちの店をなめんな」と語っている。

 品ぞろえが現実のホームセンターを越えているから、素直に凄いと褒めたらムフーッって鼻息が荒くなったけど、すぐにのほほんとした表情に戻った。

 店を出てから外に出る前に適当な屋台に寄って、チーズとハムの黒パンサンドイッチを包んでもらった。これは後で弁当として食べる予定。




 東門から街を出る。草原は日差しを浴びて、花々は美しく咲き、気候も良く、爽やかな風が肌に当たって心地良い。

 お弁当もあるし、ピクニックに出かけた気分になる。一人でピクニック……そう思ったら寂しくなって涙が出そうになった。


 目的地は薬草が取れた小川にして、川から水を汲んで作れば良いかと思ったけど、湯を沸かすのに薪がないことに気がついた。

 前に持っていた薪は地下墓地で大蜘蛛キャンプファイアーに使用したし、ゴブリンの洞窟で使用した薪はその場の分しかなかったから手持ちがない。

 仕方がないので、麻痺草が生えていた東の森へ薪を取りに行く事にした。


 うーん。なかなか作業ができないな。脳裏にメス豚が出て来たので頭を振って滅却する。


 養豚退散、養豚退散。レッツゴー、メス豚。屠殺場。


 森に入って薪を取っていると、検索系スキルに反応があった。そして、俺が隠れる間もなく数人のプレイヤーが慌てた様子で茂みから現れた。


「うわっ!!」


 向こうはこちらの存在に気付いていなかったらしく、俺を見て驚いていた。


「はぁはぁ。おい、あんたも逃げろ。スネークにやられるぞ!!」


 ああ、この人達は前に俺が遭遇したスネークの討伐クエストを受けて来たのか。ジャイアントスネークにやられて、息も途切れ途切れで逃げてきたらしい。


「この先は森の外だから、ここまでは来ないと思うよ」


 今居る場所はインスタンスダンジョンの雰囲気を感じていないから、多分大丈夫だと思う。蛇が来ても責任取らんけど。

 そう教えると、プレイヤー達も安心したのか足を止めて息を整え始めた。


「何人やられた?」

「アジル、キックスがやられた」

「あとマリコもだ」


 それを聞いて俺に忠告してくれた人が天を仰ぐ。


「マジかよ。前衛全滅とかふざけんじゃねぇよ。くっそ、攻略動画と動きが全然違うし駄目じゃねぇか!!」


 心の中で合掌。それにしても攻略動画なんてあるのか、まだ現実で二日目なのに気の早いことで……。

 別の人は通話をしているのか一人でブツブツと呟いていた。その様子は他人から見たら怪しい人。なんて思っていたら通話が終わったのか独り言を止めた。


「向こうは諦めるってさ。修理代がもったいないから別のクエストをやるらしい」

「はぁ? 蛇殺ろうって言ったのアジルじゃねぇか、勝てないからって勝手に止めんじゃねぇよ。くそっ、分かったよ。街に戻ってとっとと解散だな。あんたはどうする? 街まで行くなら一緒に戻るか?」


 おや、「じゃねぇ」を連発している人は以外にも親切な人だった。


「いや、薪を集めている最中だから、もう暫らくここに居るよ」

「そうか、じゃあな」

「じゃあねぇ」


 じゃねぇの人達が去って行くのを手を振って見送る。

 ふむ、今の連中と違って、誰も死んでなかったイキロのパーティーは強かったんだな。

 まあ、俺もちょっとだけ手伝ったけど。今度会ったら心の中で謝ることにしよう。多分、会う頃には忘れているとは思うけど。


 薪が集まったので、森を抜けて小川に戻ることにした。




 ああ、やっと始められる。苦労を思う度に脳裏にメス豚が現れるけど、何かの呪いか?

 まず小川から適当に大きい石を拾って、鍋が置けるように即席のかまどを作った。ちょっとぐらぐらするけど鍋が置ければ問題ない。

 薪に火をつける。サバイバルキッドのマッチだからスキルも上がるし一石二鳥。ついでにステルスで作業して隠密スキルも上げておこう。


 まず簡単な毒薬から作ることにした。

 婆さんから聞いたレシピだと、毒薬は乾燥した粉を四十度弱のお湯に十分入れて、瓶に突っ込んで振れば完成する。

 お湯に手を突っ込んでぬるく感じたら、乾燥した毒草の粉を入れて火から離す。今日の気温だったら十分位は温かいままだろう。

 コンソールのタイマーを見て十分たったら、布でこして二十個全部の瓶に入れる。入れたら蓋をして順番にシェイク!! はい完成。


 スキルを持ってないから当然失敗。その場でドボドボ捨てる。

 自然環境に悪い気もしないでもないが、原料は全部ここで採取したのだから大丈夫だろう。

 それ以前にここはゲームだ。倫理? 最初にゴブリンの腰布を下した時点で捨て去ったけど? 何か?

 何度も繰り返して、いい加減に飽きた頃、毒の材料が切れたので終了した。




 昼を過ぎていたので、休憩に買った黒パンサンドイッチを食べる。

 おいしかったけど一人で食べる弁当はやはり寂しい。美しい風景もセピア色に染まる気分。

 気を取り直して、今度はポーションを作る。ポーションは毒薬と違って手間が掛かるし、時間も掛かる。ああ、人生の様に面倒臭い。

 素材の麻痺草の根っこは乾燥したら駄目なので、その場で砕く必要がある。

 その後で熱湯で2/3ぐらい煮詰めてから布でこして、さらに人肌まで冷やして瓶に入れる。

 作業内容に関しては面倒臭いので中略……はい、完成!!


 出来たポーションを試しに飲んでみる。うーん甘い、そして苦くて不味い。

 だけどジョーディーさんの料理に比べたら遥かに美味い。まあ、あれを食べ物と言ったら世間の食料生産者がブチ切れる。


 失敗作のポーションをドボドボ捨てて、再びポーションを作る作業を始めた。




「ビタミン、ミネラル、βカロチン。植物繊維にサラダバ~♪」


 ゴブリンのダンジョンで適当に考えた歌だけど、自分の中では結構気に入っている。他の栄養素がないかを考えて歌いながら作業をすると、一人ピクニックも案外楽しい。ん? ポリフェノールも栄養素?

 ポーションを作りながら歌っていると、小川と反対の草原方向からプレイヤーが見えた。変歌が恥ずかしかったから、思わずステルスを発動させた。


 作業を止めてこちらに向かってくるプレイヤーを待っていると、肩に女の子を乗せた力士が見えた。

 え? 力士? 遠くからやってきた力士と女の人は、何故か俺の目の前で止まった。


 改めて力士を見ると、岩でできたゴーレムだった。

 力士、間違えた。ゴーレムは俺より背が高くて2mを超え、体つきは見事なあんこ形。まわしを絞めれば土俵に上がって四股でも踏みそう。よいっしょー。


 見上げて肩に乗っている女の子を見れば、種族はヒューマン。年は俺と同じ位の十代後半で、多分二十歳は超えてない。瞳は黒でやや大きめ、顔は小振りで小鳥の様にかわいい。

 やや茶色の髪の髪はサラサラヘアーのストレートで、背中の半ばまで延びていた。

 元の素材が良いのだろう。見た目は美少女で、雰囲気がお嬢様。

 エロ動画で例えるならば、タイトルに「新人」が付く動画に出演していそうな感じで、決して企画物では出演しない可愛さがある。

 何となくどこかで見た気もするけど……だめだ、動画のタイトルが思い出せない。


 ……だけど待て。

 確かに見た目は美少女だけど、俺の近くには年齢偽証で中身が腐女子なロリ女が居るのを忘れてはいけない。

 この美少女も、現実だと六十を過ぎて、更年期障害を迎えた100トンデブなババアの可能性だってありえるから油断は禁物だ。

 まず力士に乗って登場する時点で、相撲部屋の女将さんキャラ確定。根本的に変人と判断するのが正解だろう。


「こんにちは」

「ごっちゃんです」


 相撲部屋の女将さんの挨拶に俺も挨拶を返す。女将さんは首を傾げてしばらく考えた後、ゴーレムを見て俺の冗談を理解したのか笑った。


「あはははは、ごっちゃんです」

「それにしてもすごい関取ですね。見事なあんこ形ですし、将来は横綱も狙えると思いますよ」

「はは。そう、今一番期待している関取なんですよ」


 冗談に対して女将さんがにこにこ笑いながら答える。結構ノリの良い子らしい。


「ところで先ほど姿が薄かったけど、あなたは幽霊ですか? 昼から出るのも珍しいですね」


 ん? 幽霊? ああ、挨拶するまでステルスを発動していたな。

 NPCと勘違いされた? そして、俺のステルスは昼間だと半透明なのは相変わらずで、しかも遠くからでも見えていたらしい。そのさり気ない一言に精神ダメージを喰らう。

 俺はステルスを発動して半透明になる。


「はい、うらめしや」

「うらめしや」


 俺を見てにっこり笑い、冗談に対してテンポよく返してくる。……よくできた子や。


「それと鉄分も栄養素だと思いますよ」


 変歌を聞かれてた、恥かしい!! 赤くなった顔を手で覆って左右に振った。


「恥しいでござる」


 俺の恥じらう様子に、目の前の女将さんはニコニコ笑っていた。


「ところで女将さんここには何の用で? 出稽古の帰りですか?」

「あははは。出稽古ではなくて薬草を取りに来たんですけど、全然取れなくて困っているところです。生えている場所をご存じないですか?」


 気を取り直して話し掛けると、女将さんが頭をポリポリ掻きながらここに来た理由を教えてくれた。

 薬草? 薬草だったらここにたくさん生えて……ああ、薬草は水辺にしか生えてないんだった。


「薬草は水辺にしか生えないよ」


 スキルでサーチした薬草を地面から丁寧に抜いて、女将さんに見せる。


「はい、これ。ヨモギの葉の形に似ているのが薬草」


 女将さんが下りようとすると、ゴーレムはしゃがんで腕で足場を作る。しつけができている力士だな。

 女将さんはゴーレムから下りると俺の近くへ寄って、差し出した薬草を観察し始めた。彼女が近くに来た時にドキッとして、俺にもまだ純粋ピュアハートが存在していた事に驚くのと同時に、美人は卑怯だと思った。


「これがそうなのね。ありがとう、助かりました」


 彼女がご丁寧にお辞儀をする。


「いえいえ、どういたしまして。ところで見たところ、召喚士だと思うけど、薬草を集めてどうするの?」

「ゴーレムの回復に使うんですよ……」


 彼女の話が長かったのでまとめた。


 ・ゲーム開始直後は問題なかったけど、アーケインに着いてからのクエストではゴーレムの体力がきつくなった。

 ・ゴーレム専用の回復魔法があるけどスキルが高くて買えない。

 ・前に一度だけ駄目元でポーションをゴーレムに使ったら効果があったから、回復魔法の代わりにポーションを使おうと調合師になろうとした。

 ・調合師ギルドに行ったら、やっぱり値段が高くてスキルを買うことができなかった。

 ・スキルは買えなかったが、受付のドワーフに薬草を千束持ってくれば、格安でスキルを教えて上げると言われたので、藁をも掴む思いで薬草を取りに来た。


「あのメス豚……」

「どうしたの?」


 俺の舌打ちに彼女が首を傾げる。


「俺はレイ。君は?」

「チンチラです」

「オーケー小猫ちゃん。多分というか確実に騙されているぜ」

「え?」

「あのメスドワーフはプレイヤーを騙したり、大金を巻き上げたりする常習犯だぞ」

「ほ、本当に?」


 相撲部屋の女将さん改め、チンチラが俺の話を聞いて驚いていた。

 そりゃ普通に考えれば、NPCが騙すとは思わない。だけど俺は既に一度詐欺をするNPCに出会っているから、どんなNPCでも常に警戒している。

 ところであのシルバーメッキ・・・アクセサリーは売れたのか?


「マジであいつの被害にあったプレイヤーを俺は知っている。多分、薬草を集めても取られた揚げ句に、スキルは教えて貰えず追い出されるんじゃね?」

「せっかく西の草原まで探しに来たのに……」

「いや? こっちは東だけど……」


 方角を聞いてチンチラは素っ頓狂な顔をする。


「あは? 方向逆でした?」


 方向音痴だったのが幸いだったな。しかし、わざと間違った場所まで教えるのか、あの腐れ外道。


「西側に川はないから、いくら探したって薬草はまず見つからない。だけどこれで確定だと思う。

 ワザと間違った場所まで教えたんだ、スキルを教えるつもりなんて最初からなかったんだよ。っておーい、大丈夫かー?」


 チンチラはショックを受けたのか、横のゴーレムと同じように全く動かなくなった。顔の前で手をひらひらしても反応がない。

 ちなみに、ゴーレムはずっと動かず、ぼーっと立っていた。あ、蝶々がゴーレムの頭に止まってリボンみたいだな。力士にリボンは似合わないけど面白い。




 煮汁が2/3に減ったので煮汁を布でこす。

 人肌になるまでに次のポーション液を作りたいので、鍋を洗って麻痺草の根っこをすり潰す作業を始める。

 チンチラ? 意識がぶっ飛んでいるので回復するまで放置中。


 ゴリッ、ゴリッ、ゴリッ、ゴリッ、ゴリッ


「えええぇぇぇぇぇーー!!」


 再起動まで四分か……結構時間掛かったな。

 作業を中断してチンチラを見ると、両手を地面につけて落ち込んでいた。その姿はまさにorz。


「まあ、お金を巻き上げられる前で良かったんじゃないかな?」


 作業をしながら励ますと、両手を地面につけたままチンチラは首を左右に振った。


「それが、スキルをただ同然で教えるんだからと言われて、お金は前金で持ち合わせを全部……」


 容赦ねーな、あのメス豚。


「うーん。正直あの豚から金が返ってくるとは思えないなぁ。詐欺師に騙されたと思って諦めるしかないと思う……」

「そんな……」

「まあ、俺の話が嘘だと思ったら実際に薬草を摘んで持っていけば? 千束だったら川沿いに取っていけば三日ぐらいで集まると思うし……」

「いえ、レイ君の話を信じます。今思うとあのドワーフは最初から態度が変でした。それに薬草の場所も違った場所を言っていたから騙したのでしょう」


 そう言ってチンチラが溜息を吐いた。可哀想だがこれも社会勉強の一つだろう。

 チンチラを放置して自分の作業を再び開始する。


「ところで先ほどから気になっていたんだけど……えっと、レイ君は調合師の方ですか?」


 そろそろ来ると思った。調合師になろうとしている人の前で調合しているんだから、興味を持つのは当然だ。


「いや、違うよ」

「でも、調合師ギルドについて詳しく、薬草も直ぐに教えてくれたし、今やっているのって調合ですよね?」


 チンチラは首を傾げて俺を見る。だけどまだ調合スキルは持ってないから、俺の答えも間違ってない。


「調合師のスキルは持ってないよ。そもそも、あのメス豚から調合師スキルが手に入ると思うか?」

「プッ! メス豚……確かに……それじゃあ何をしているんですか?」

「言わないと……駄目?」


 チンチラが俺をじっと見て頷く。

 うわぁ、これは姉さんと同じ攻撃だ。飢えたメスの顔で俺を見るのは止めてくれ。姉さんのこの攻撃に一体どれだけ酷い目にあったことか……義兄さんの次に被害が多いのは俺に間違いない。


 だけど、騙されて可哀想だしなぁ……それに毎回、毎回、秘密にする自分自身がだんだん焦れったくなった。

 異世界転生の主人公が転生をひたすら隠す話を何ページにもわたって書く小説を読むたびに、イライラする性格の俺は秘密を隠すだけでもストレスがたまる。

 とりあえず婆さんのことは触れずに、ギルド以外にもスキルを取得する方法があることと、俺がギルド以外で調合師スキルを取るために修行中であることを話した。


「なるほど……相手がNPCでも約束したのなら言えないのは理解しました。教えてくれてありがとう。私も探して見るね」

「あー、その何だ。多分無理だと思う」


 条件が婆さんの目の前で他のNPCをポーションを使ってぶん殴るとか、天文学的にまず無理。


「無理ですか……」

「運が絡むからね。確率的にも条件的にも、無理だと思う」

「だったらお願い。私とパーティーを組んでください」


 突然、チンチラが両手を組み、上目づかいで俺に近づいた。


 はい?

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