48話 結婚記念日 その24
「「ご馳走さまでした」」
クラリスとケーキを食べ尽くし、手を合わせてご馳走さまをする僕達。
「さて、僕もお風呂入って来ようかな」
「いってらっしゃい、洗い物は私がやっとくわね」
「ありがとうクラリス。じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」
クラリスに皿洗いを任せてお風呂に入る準備をする。
タオルと着替えをタンスから引っ張り出しそのままお風呂へ。
着替えをカゴに入れタオルをタオル掛けに掛けた後に洋服を脱ぎお風呂場に入る。
「ふう〜、あったまるぅ〜」
体を洗う前に湯船に浸かりゆったりと過ごす。
そのまましばらく湯船に浸かった後浴槽から出て体を洗い始める。
「クラリスが待ってるし早めに洗っちゃおうかな」
そう呟いて体を洗い水で泡を落とす。
続けて頭もササっと洗い少し湯船に浸かった後体を拭き、頭を軽くドライヤーで乾かしてからリビングへと向かう。
「ふぅ〜、いいお湯だった。お皿洗いしてくれてありがとうね」
「これぐらい気にしないでロッゾ。おやすい御用よ」
「あはは、頼もしいや。まだそんなに遅くないしテレビでも見て時間潰す?」
「そうね、特にやることもなさそうだしそうしましょうか」
「おっけー。今面白い番組やってるかなぁ……?」
そう言ってテレビを付け番組表を見ると少しした後に映画がやる予定らしい。
「クラリス、この後映画やるみたいだよ」
「じゃあその映画でも見ながらのんびりしましょうか」
「そうだね」
というわけで、クラリスと一緒に2時間弱の映画を見て時間を潰す事になった。
内容は恋愛モノの少し悲しいストーリーで、最終的には主人公とヒロインが死んでしまうという結末を迎える。
そんな少し悲しい内容の為クラリスは泣いてしまい少し気まずい雰囲気になったのは言うまでもないだろう。
「うぅ……ロッゾ、絶対に手ぇ離さないでよ……?」
「大丈夫だよクラリス、僕は急に居なくなったりしないから……ね?」
「絶対? 絶対だよ……?」
「はいはい、それじゃあ布団敷いてそろそろ寝よっか」
「うん、ちゃんと私の心を満たしてね……?」
「もちろん」
そんなこんなで僕達は寝室へと向かうのであった。
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