前のエピソード――第43話結婚記念日その19

次はミネストローネを作っていこう。

まずは野菜のカットからだ。じゃがいも、にんじん、玉ねぎをしっかり洗ってから皮むきをし、大体1センチぐらいの大きさに切り揃える。次にソーセージを5ミリ程度の厚さにスライスし、先ほど切った野菜と今切ったソーセージを全て鍋の中に投下。その後オリーブオイルを注いで切った具材を加熱し炒める。

十分に火が通ったら水とコンソメキューブ、砂糖とブラックペッパーを入れ十分程具材ごと煮込む。

煮込んでいるうちに照り焼きチキンの下ごしらえをしておこう。

皮の部分をフォークを使ってつつき、油脂の塊などがあればそれも削ぎ落としていく。

肉自体の下ごしらえが終わったら次は照り焼きのタレを作る。濃い目のしょうゆとみりん、酒と砂糖をボウルに入れスプーンでかき混ぜて完成だ。

チキンを焼く準備ができると丁度十分経ったようで、ミネストローネの完成も近くなってきた。市販のトマト缶を鍋の中に投下し再び弱火で10分程煮込む。とろみがついてきたら完成の合図だ。ミネストローネを待っている間に照り焼きチキンも完成させてしまおう。

フライパンを温めて下ごしらえをしたチキンを投下。皮からしっかり4分ほど焼きこんがり焼き目がついたら先程作った調味料を加えて加熱する。この時に調味料を回数を分けてかけながらチキンに染み込ませるとよりいい味になるらしい。皮に沢山乗るようにタレをかけながら焼くこと約10分、カリカリの焼き目にタレが乗った照り焼きチキンが出来上がった。

あとは皿に盛り付けるだけだ。クラリスがお風呂から戻ってくる前に終わるかな……？

そんな事を考えながら皿にパンや照り焼きチキン、ポテトサラダなどをよそっていく。

クラリス喜んでくれるといいなぁ……。