第26話:石垣島SH体験宿泊3(202112)
翌朝、山下さん以外は、いつもの通り7時過ぎに起き、朝食をとった。加藤さん、北山さん、佐島さんが朝食を終えて、ゆっくり、お茶や珈琲を飲んでいたが9時過ぎても山下さんが起きてこないので、加藤さんが部屋をノックして入ると、眠そうな目をして、昨晩は飲んで寝ようとしたが、麻雀の負けの悔しさで、なかなか寝付けなかったと言いながら山下さんが出てきた。朝食はと言うと、いらない、加藤さん珈琲を
頂戴といい、うまそうに、飲んだ。まだ、ちょっと酒が残っているようだった。
11時に具志堅さんが迎えに来て、忘れものがないか、もう一度、チェックして下さいと言った。チェック完了し、ホテルを後にし、30分で石垣空港に到着した。運転手の具志堅さんにちょっと、待っててと言い、お礼の品を買って手渡した。具志堅さんが、うれしそうに、また、石垣に遊びに来て下さいねと笑顔で去って行った。
12時40発の飛行機の手続きを終えて八重山そばを食べに行った。その時、山下さんの酔いが、覚め、八重山そば、うまいねと、美味しそうに食べていた。
飛行機に搭乗して4人とも、すぐ寝てしまい3時過ぎに羽田に到着、石島さん達が出迎えてくれ老人シェアハウスまで送ってくれた。車中、石島さんが、どうでしたかという質問に良かったよ、今までで最高に良かったと山下さんが言った。特に、夜の麻雀が最高だったと笑った。石島さんが昔は、今より娯楽な少なかったので結構、麻雀できる高齢者が多いんですねと言い我が社の老人シェアハウスでも中古の全自動麻雀代を入れる施設が増えているんですと話した。加藤さんが老人性痴呆予防のためにも手指と頭を使うのは良い様ですねと言った。40分位で到着した。石島さんが、また電話してアンケート用紙を持ってくるので宜しくと言って帰って行った。
翌週の火曜日、石島さんがやってきてアンケート用紙を4人に渡した。山下さんが老人シェアハウスの別荘タイプって良いアイディアであり好評だと思うよと言った。
石島さんが、沖縄や北海道など遠隔地にホテルやリゾート施設をつくっても、オンシーズンはめちゃ混みで取れないが、オフシーズンの平日は、逆に予約者がいなくて困っていた。その隙間を埋めるために別荘型、老人シェアハウス、又はウイークリー、マンスリー長期割引と言う利用方法を考えたと言う事なんです。回転率を上げないと儲からないですからねと話してくれた。
今年は、全国の別荘、リゾートホテルも使われなくなってる施設が多い様で、改修する予定物件も多く全力で、この仕事に力を入れる予定だと言った。山下さん達、4人に、抽選で数名、無料ご招待のキャンペーンを打つのは効果ありますかねと、たずねると多くのお客を囲い込むためには早めに手を打つのが一番良いと答えた。石島さんが、それなら、春の四国、九州、山陽、瀬戸内海、夏の東北、北海道、信州、秋の日光、熱海、湯河原、箱根、冬の沖縄、石垣島など、会社の予算が出る限り、キャンペーンを打ちますと言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます