第25話:石垣島SH体験宿泊3(202112)

 翌日、朝8時に具志堅さんが達が迎えに来た。具志堅さんが竹富島までは10分位ですので石垣島で行きたい所と聞かれて北山さんが川平湾と石垣空港と言うので両方を観光しましょうとなった。川平湾まで二十分、川平湾に着いて景色を見たり、エメラルドグリーンの綺麗な海を見て回ったりした。9時に川平湾から石垣島空港まで20分、10時に竹富島行きの船に乗り10時半前に、竹富島に着き、牛車に乗り、約30分、島をゆっくり観光した。11時にバスでコンドイ浜に向かった。


 近くで昼食をとり北山がもう一ヶ所、カイジ浜の「星の砂浜が」が見たいといった。自転車ですぐというので、行くと、すぐ隣で5分で着いた。星の砂を見つけるため粘った。しかし持ち帰ることができないので写真に撮って帰る事にした。四時に竹富島のフェリーターミナルに着き4時過ぎの船で石垣島へ4時半に埠頭に具志堅さんが迎えに来て、ホテルへ送ってもらった。翌日は12時40分発の羽田行きにのる

ので11時にホテルに迎えに来ると言った。4人とも部屋でゆっくりして6時にレストランに集合する事にした。夕食は石垣牛のステーキのご馳走だった、うまい、ご飯も少し柔ら気目に炊いている様で、高齢者なので気遣いをしている様だ。


 夕食後7時から昨晩の続きで10時過ぎまで麻雀をする事にした。一番待ち望んでいたのは良い所がなかった山下さんであり鼻息も荒い様である。始まると雑談も少なく真剣モード。最初の親は佐島さんでタンヤオドラ一で手堅く積もった。次に北山さんの下チャの山下さんがリーチをかけた。慎重に最初は皆、安全牌を出した、山下さんが力を込めて牌を引くと、大声で一発つも、デカいよ。メンホン、東、ドラ1の子の倍満貫(1万6千点)昨日の敗戦の悔しさがあったのか満面笑みだった。次の回は山下さんが加藤さんにチートイツに振り込んだ。第一戦は、山下さんの逃げ切り。


 二戦目は突如つきだした北山さんがツモの連続で東場で3万8千点とリードした。南四局になり山下さんが最後のリーチ、北山さんが牌を、次々に出し入れしてるのを見て、加藤さんが順調に入っているみたいだねと言い、まさかテンパってるんじゃないよねとニヤついた。山下さんの上チャの北山さんが牌を引いて、なにやら確認してる様子にじれた山下さんが早くしてと言い、先ヅモした、ちょっと待ってと北山さんが言い、やっぱりつもってると言った。タンヤオだけと牌を倒した。すると先ヅモした手を開いた、山下さんが、えー、一発ツモ、ドラ三、跳満で逆転だったよ、大きな声で悔しがったが、加藤さんが、先ヅモはマナー違反だよと言い、北山さんが、今回は、山下さんドラマティックだったけど勝てなかったわねと言った。


 9時40分だったので最後の半ちゃんを始めた。今回は、奮起した山下さんが東場で確実に3回上がり3万点、他は差が少ない状況で南場へ突入。木島さんがと加藤さんが小さい手であがり4人の差が縮まり、最終局、南4局となった。また、例によって、北山さんが牌を盛んに入れ替えていた。5巡目、遂に、リーチをかけた。

 木島さん、加藤さんが安全牌を出して次の山下さんの番になった。三萬が4枚出ているから、これは通るだろうと、2萬を出したところ、北山さんがロンと言った。リーチ一発ドラ2の満貫で、逆転優勝となった。北山さんが、6萬と9萬の両面待ちになる筈だったのを間違えて切ったため2萬単騎待ちになったと言った。たまたま3萬を一人がポンして一枚を山下が出していた。偶然のいたずらで山下さんが逆転負けしたのだ。


 石垣島の女神様に嫌われたと山下さんが天を仰ぐと、みんなで大笑いして、麻雀を終えた。やけ酒だと前にもらった、泡盛を山下さんが残り全部飲んで憂さ晴らししたそうだ。

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