第13話:東松山のAP形式のSH体験宿泊(202003~06)
いよいよ最後の体験宿泊のため、東松山へ行く日、池袋に朝9時50分に集合。
池袋から10時発の東武東上線・快速で東松山まで50分。駅に着くと、石島さん達が待っていてくれ、車で、アパート形式の老人シェアハウスに向かった。駅から離れると、まさに田園風景や分譲住宅の一角を過ぎると田舎の景色になり工場も多い。
農家の畑をつぶしたと思われる所に大きなの長屋風のアパートが立ち、その近くに古い大きな農家を改装した家があった。改築した農家に着くと全室、キッチンとダイニングが改装してあった。テーブルと椅子が置いてある。台所も昔の台所を改修してガスコンロをしつらえて、シンクと食器洗い機、電気釜など、必要な電気製品が置いてあった。大きな農家なので4~5人は入居できると思うが畳で広い和室なので間仕切りもなく内装は多分そのまま。到着して石島さんが、まだ、この母屋をどうやって改修したらよいか土間を板張りするか間仕切りをどうするか思案中で具体的には定員を増やして家賃を下がげるか余裕ある間取りにするか現在検討中だと話してくれた。
外の大きな室のアパートは築15年で格安、食事なし月4万円、月6万円(宅配弁当3食付き)と格安で提供するつもりだと言った。母屋の使い方についても、ご意見をいただきたいと思っていると付け加えた。
石島さんの差し入れの昼食をいただき、車で近隣調査開始。スーパーマーケットは大きいのが3件あり近くに割安の温泉施設があったので後で寄ることする。車で十分で高崎線の吹上駅二十分弱で熊谷駅と近い事が分かった。小川町駅で八高線と合流する。この周辺は、吉見百穴とか森林公園とか公園やゴルフ場が多く自然の多いエリアである。喫茶店で地図とにらめっこしながら話し合いを終えて、温泉に入る事にした。必要最低限の設備であったが、手頃な値段で気軽に来られるので好評だった。
夕方、老人シェアハウスに戻ると、夕飯作り、池田さんが来られ、麻婆豆腐と回鍋肉を持参してくれた。驚くほど旨いので、訳を聞くと、彼女の実家が中華料理屋をやっていて、たまに手伝っていると言った。食後、東松山の名物を聞くと、まず、何と言っても「焼き鳥」だた焼き鳥と言っても使ってる肉は豚肉の様だ。有名店の名前を聞いて、翌日、食べに行くことにした。気候を聞くと、熊谷が近いので夏の暑い事が有名だと言い、冬も山に近い所はマイナス10℃位になるので朝は寒い様だ。
田んぼ、畑が多く農家の高齢化で耕作放棄地が目立つ。この地区の特長は、とにかく公園が多く自然豊でゴルフ場も非常に多い点かだと話してくれた。
その晩は農家の大きな畳部屋2つに4人で寝た。翌朝は昨日購入した、おにぎりやサンドイッチと珈琲紅茶で朝食を済ませた。
9時半頃に石島さん達がやってきて感想はどうですかと質問してきた。
都心から近い割に、緑が多く、公園が多くあって良い所ですねと加藤が答えた。
畳の大広間も風情があり、よく寝られましたと北山が言った。石島が欠点は夏暑く冬寒いみたいですと言った。少しして石島が、これで体験宿泊は終了ですが近いうちに我が社での今後の老人シェアハウスの営業会議で体験宿泊者の入居対象の高齢者としてのお考えを伺いたいと思いますので参加いただけないでしょうかと言った。
山下さんが参加しても良いですが、日当は出るんですかと笑いながら言った。もちろん調査費用として1人3万円づつ、あなた方4人には支払いますと言った。ただ、この日、同年代の方々が見学者として20人、他に施設運営希望者が10人参加しますので、是非、調査した事は内緒でお願いしますと言った。もちろんしゃべりませんよと答えた。他の3人もその条件で了解した。
日時は、来月の第3、土日の午前10時からで山下さん達4人は、最終日の日曜に出席して下さいと言われた。午前中は山下さん達4人と社内の者だけの会議で一般
来場者は午後2時からの全体会議に出席しますと言った。なお会場は数カ所のブースを設けてパンフレットを置き質問に答えられるスタッフと常駐させますと言った。
山下さん達4人が話し合った結果、特にその日、用事がないので出席する事にした。
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