第12話:高崎のAP形式のSH体験宿泊2(202003~07)
田園地帯特有の事って何ですかというとカエルの合唱が、うるさいと感じるか風情があると感じるかは個人差があると言った。秋の初めにトンボが飛び秋にはヒガンバナ(曼珠沙華)が田んぼの周り一面に咲きほこり、きれいですよと言った。
この辺の農家の人が副業としてアパート経営を始め、最初は全室満室で儲かったみたいです。それを見ていた農家の人が後追いで多くのアパートを建てたため過剰になり、今は空室が目立つ様になり建設会社の家賃保証問題でトラブルが起きている様ですと言った。高齢者だけの大きな農家の空き家も目立つ様になっているのが、ちょっと残念ですと言った。
まかないの木下さんが他にご質問はありませんかというと、北山が治安は、どうですかと質問した。もちろん高崎も大きな町で、いろんな人がいますから絶対安全という訳にはいきませんが痴漢が出たとか、運転が特に荒いという事もなく、普通ですと笑いながら言った。最後に、木下さんが、高崎は、新潟や長野、富山、金沢への新幹線の中継地で旅行するには便利で、家族で善光寺言ったり、新潟の寺泊の魚屋へ行ったり、金沢へ行って、楽しんでますと言った。
夜も遅くなるので木下さんに礼を言い、ご帰宅いただいた。その後、徒歩5分の各自のアパートへ行き風呂に入って寝る事にした。佐島は一人でのアパート生活に慣れてないせいか、なかなか寝付けなかった。翌朝、集会場に集まり昨晩の話をした。 北山も寝付かれなかった様だ。
男性の加藤と山下はワインをかなり飲んだので良く眠れ朝に風呂に入った。もう近所もわかったので帰りたいと北山が言いだした。朝食後、石島さんが来たので今日の夕方には帰りたいと言うと、あっさり了解してくれた。アパートはどうでしたかと聞くので女性たちはアパートに一人という生活をした事がないので不安で、よく眠れなかったと言った。そうですか実はアパート形式の老人シェアハウスの利用者は男性が多く女性は少ないと言い女性は安全のため同じ屋根の下の生活の方が良いみたいですねと苦笑いをした。夕方、新幹線で戻った時間的は今迄の中で一番近い感じだ。
翌日、石島さんが来てアンケートと提出書類を持参してきた。石島さんがアパート形式の老人シェアハウスは、あまり豊かでないご老人が多く低価格に魅力を感じて住んでおられる方が多いようです。ですから佐島さんたちの様なハイソな生活をされてる方には向かないのかもしれませんねと言った。加藤さんが気を使って俺たちは全く気にしないし、格安なら入居しても良いと思った位だと言った。
それは、自分時間を大切にしたいし、スカイプで友人たちと麻雀したり、おしゃべりしたいので一人の方が良い場合もあるからねと言った。山下さんも男同士で飲んで大の字に寝るのも悪くないし料金が安い最低月5万(食事なし)からといのも魅力的だねと笑った。石島さんが来月の東松山が最後なんで、宜しくお願いしますと言い帰っていった。
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