第2話:高齢者シェアハウス入居(201807)
佐島米子は、家に帰って、木島太朗が帰ってきてから、シェアハウスを
予約した事を話した。木島太朗が、それは良かったですねと言い、
良かったら、休みの日に引越手伝いましょうかと言ってくれた。
それはありがたい、お願いしますと答えた。それぞれの引越荷物を
教えてくれれば、2tか、多くても4tトラックを借りれば十分、
間に合うと思いますよと言ってくれた。
木島太朗は、恵子と一郎にも、手伝う様に言っておきますから
三人いれば半日くらいで引っ越せると思いますよと、話してくれた。
その後、二週間後に引っ越すことが決まり、太朗に、引越手伝いを
お願いした。引越当日、太朗が幌着きの2tロングトラックを借りてきた。
木島太朗と一郎が荷物をトラックに入れ、友人二人のお宅をまわり
段ボール箱を荷台に積み込んだ。恵子は、自家用車で友人二人と共に、
後をついてきた。 高齢者シェアハウスについて、指定された、
一階の部屋に、荷物を運び入れ、午後3時には、全て終了した。
引っ越した三人は、そこでの生活を始めた。その後、太朗と恵子、
一郎が、家に戻った。シェアハウスは、佐島米子と北山さゆりと、
佐藤みどりの合計3人が、一階に入居して一階の入居者が六名になり、
定員いっぱいとなった。その他、離れの部屋に女性二名。シェアハウスの
担当者から男性五名が近々、入居希望されており二階の6部屋を
男性専用として使いたいので宜しくお願いしますと言った。
やはり、すぐに満員になりそうだ。翌週、男性五人が入居してきて、
自己紹介と挨拶をした。 名前を山下圭介、長野仁、佐藤広、泉田健二、
加藤圭と言った。趣味は麻雀、将棋、競馬、株、ハイキング、旅行、
パソコン、占いと多種にわたった。その時、突然、佐島米子の友人の
北山さゆりが圭ちゃん久しぶりと言った。
これには、みんなが、ビックリして幼なじみなのと言った。
北山さゆりが、中学校時代の級友ですと言った。
加藤圭の方も、えー、あの時のさゆりちゃん、と驚いていた。
世の中、意外と狭いものですねと、お互いに笑い合った。
自己紹介も終えて夕食を全員で和やかに、とりはじめた。
その中の長野が女性達に麻雀できる人はいますかと聞いてきた。
佐島米子、北山さゆり、吉武祐子がハイと答えた。男性達は
全員できる様で合計八人ですねと言った。
時間のあると時に麻雀で楽しみませんかと言ってきた。
その他、山下がパソコンが得意なんでスカイプや、
その他ソフト、機械のことで困ったら言って下さいねと言ってくれた。
それを聞いて長野が麻雀は、ぼけ防止になるし、面白いから教えて
上げるから一緒にやりたい人は言って下さいと話した。
泉田と佐藤が、おもむろに、僕たちも麻雀牌のマット持って
いるから使っていいですよと言った。長野が、まー、
楽しくやっていきましょうと言い、みなさんの得意ジャンルを
生かして、お互いに助け合いましょうと言った。
これには、期せずして全員から拍手がわき起こった。
シェアハウスのケアー担当者の佐藤さんから、住人が8人
になったのでケアー担当者をもう一人増員し二人体制で、
朝九時から夜七時まで常駐しますと言った。
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