ふれあい

あなたの手が

あなたの指が

あなたの唇が

あなたの舌が

あなたのことばが

わたしの中に沈んでゆく


だれもふれたことのない

深い深いところまで届き


もうわたしかあなたかわからなくなる

それがたまらなく好きで


もっとふれたくて

もっとふれて欲しくて

今日もあなたのもとへ


1人だと怖くてできないことも

あなたが一緒だと思うと

もう一歩、歩み出せる


1人だと逃げ出してしまうことも

あなたが一緒だと思うと

向き合うことができる


あなたがふれて

初めて生まれ


あなたがふれて

ようやく引き出される


ひとりではできない





尊いふれあい

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