第1話 2016年

 引き続き、私にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。


 高校卒業から十年の間に、私はもう一つ夢を見付けました。

 小説家として、多くの人生を世間さまに知っていただくことです。

 憧れの小説家、東野圭吾さま、百田直樹さま、朝井リョウさま、綿矢りささまなど実に多くの方々の作品を拝読、ハウツー本を図書館に借りて独学で執筆法を手にしました。

 その結果が一年でも早く実ることを祈りながら、こうして執筆しております。


 さて、この年、世の中では一体何が起きていたでしょう?

 忘れることなかれ、カクヨムという小説媒体が新設されたのです。

 毎日原稿用紙に手書きで執筆していた私にとっては、非常にありがたいことでした。

 趣味の懸賞にてノートパソコンを得たこともあり、私はひたすらインターネット環境にてコンテストに応募いたしました。

 新設から二年ほど経ちますが、カクヨムというシステムは今でも非常にありがたい存在として重宝しております。

 一般公募であれば紙代、プリンターのインク代、郵送料などのコストがかかりますが、カクヨムはインターネット環境さえあれば良いのです。

 しかも、一般公募と違い、入選されてもそうでなくても作品を多くの方々にお読みいただけるのです。

 運良ければレビューまで頂けるのですから、利用しない手はないはずです。


 こうして、私の執筆活動は本格的にスタートしました。

 一般公募は、たまに応募しています。たまに。

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