応援コメント

改稿(ver.3.0)」への応援コメント


  • 編集済

    ・前の稿と変わっていないところなのですが、前のときに少し気になり、今回も気になったので、一応、指摘点として挙げます。でも、それほど凄く気になるわけではありません。

    ①黒船の停泊した浦賀や、それ見たさの旅人が足を休めた神奈川や程ヶ谷の宿場は便乗商法で大繁盛。
    ②しかし、日本橋に近い品川宿は浦賀からは遠いこともあり、黒船景気とはほぼ無縁である。
    ③とは言え、東海道五十三次江戸側起点の日本橋、その隣の品川宿ともなれば、そんなものには頼らずとも客は付く。

     3つの文が「しかし」「とは言え」の逆接でつながっています。
     逆接が続くのは悪くはないと思うのですが、さっき述べた内容を「ひっくり返して」「またひっくり返す」ので、何が言いたいのか理解できるまで、少し時間がかかります。
     冒頭の説明なので、「しっかり」かつ「すんなり」伝えたいところです。
     初っ端で「ええと? あれ、どういうこと?」と引っかかると、その先のお話が面白いのに、読みにくいというマイナスのイメージでスタートになってしまう気がします。それは勿体無いと思います。


    ・本の山が名前らしき言葉を呟いた。

     前の稿を知っているので、私は本の間で信三郎が寝ていることを知っています。
     なので、「本の山が言葉を呟く」は、あたかも本の山が喋ったかのような具合で、本の間から信三郎の声が聞こえてきた、という表現だということは分かります。

     けれど、初見の場合、二通りに取れる気がします。
    ①前の段落の最後に出てきた「体の小さい人物」が本の間から喋った。
     体が小さいと明記してあるので、本の間にいれば、きっと姿が見えなくなるので、本の山が喋ったように見えたのだろうと推測できるため。
    ②本の山の中に誰かがいる。(正解)

     この場所に何人の人物がいるのか。
     名前を呼ぶ以上、おそらく二人だと推測できるが、名前を読んだのがどちらか。

     状況がつかめるまでに、少し時間がかかる気がします。
    (一度理解してしまうと、凄く分かりやすく読めるので、指摘というほど、指摘点ではありません)

    ・代償
     代償というのは、「得るものがあった対価として支払うもの」なので、本の下敷きになった上に、煤けてしまった彼女には可哀想な表現だと思います。いいことが、ひとつもないので。


    ・ラストにかけて、面白くて、格好良くて、可愛いです。
     好きです。こういう雰囲気。

     細かいことを言えば、「穀潰し」と源が叫ぶタイミングがおかしいです。
     煤けた顔を笑われてすぐに怒って箱を投げるのが自然だと思います。けれど、そうすると信三郎が名乗れないから、ここなのだと思います。それが分かるので、なんとも言えません。気になるけど面白いからいいやという気もします。強いて言うなら、笑われ続けて、ムカついて源が投げた、にすればいいのでしょうか。

     茶碗を拾う源の様子も、周りが散らかっていることを考えると、もっと苦労して茶碗にたどり着かなければいけない気がします。けれど、この楽しいノリをぶち壊すくらいなら「ガラクタを避けながら」と無粋なことを書かなくてもいいような気もします。

     このふたりの様子は、厳密に、正確に、よりも、このふたりらしいことのほうが大事だと私は思いました。


    ・ここまで書いている間に、他の方のコメントが投稿されていました。
     そうそう。私も蝋燭の火は気になりました。書物がたくさんあるのに、大丈夫かな、と。


     すみません。まともなことを書いていない気がしてきました。ごめんなさい。

     面白かったです!

    作者からの返信

     再度のご指摘、誠にありがとうございます。
     先の陽月さんへの返信をしている最中に新たなコメントが来るなんて、なんて嬉しいんでしょうか!

     月ノ背さんのご指摘も毎回的確で、感謝の限りです。……そのくせ、こちらはさっぱり役に立っておりませんで、申し訳ない気分で一杯です(´д`lll)

     もう少し、改稿してみます。

  • 初稿からここまで、一度に読ませていただきました。

    私が引っかかったところを。
    ・「江戸は上へ下への大騒ぎ」
    よくある間違いだと思います。ご確認を。

    ・江戸時代って、蝋燭でしたっけ?
    すみません、時代劇で蝋燭というイメージがなく……。
    皿に油を入れて、芯を燃やしているイメージで。

    ・倉の中に火があるにもかかわらず、本の雪崩の際に火事を気にしていない。
    私でしたら、本に埋もれた人よりも、まず火の確認だと思いまして。

    ・この日の天気、行っている時間帯、倉の間取りや大きさ、どの程度想定されていますか?
    おそらく、夜間や雨の日ではないと思います。わざわざ、そんな時に探し物をする必要もありませんし。
    私が思いつく倉は、12畳程度の広さで、南もしくは母屋側に1間分の出入り口です。この条件でしたら、薄曇りの昼間に出入り口を開け放てば、まず問題なく充分な光の量が得られると思います。
    今よりも光の価値は高いでしょうから、そのことを考慮した配置であるはずと、思います。
    それに、今よりも夜は暗いでしょうから、薄暗い状態には慣れているのではないかと、想像します。

    ・ver3.0にする際に削除された部分により、源が最初の部分で返事をしないことの訳の分からなさが出てしまったように感じます。

    ・ながさき亭が平仮名であるが故に、その手前との切れ目がわかりにくく感じました。

    ・最後、みなもが平仮名になっているのは、何か意味があるのでしょうか?

    作者からの返信

     ご指摘、ありがとうございます!

     本当、人に指摘されないと分からない部分ってのは多いものですね。
     言われて気付く、私がバカなのかもしれませんが(笑。

     非常に分かりやすく、次の改稿に活かされるものばかりでありがたいです。
     ながさき亭にの名前に関しては、自分でも感じてました。特に平仮名にする理由もないので、漢字表記にすることにします。

     で、みなもの名前に関してですが、最終的にはひらがな表記にするつもりではあったのですが、ちょいと早すぎたかもしれません。
     これに関しても次回までの再考とさせて頂きます。

     本当に隙だらけの文章にお付き合い下さり、ありがとうございます。