第4話~円満~

失礼するリーナ・フリードだ」


まさかのご本人登場だと?

なぜ?健太はこの人物を連れてきた?

俺殺されるのに?まさか・・・


「謀ったなあああああ健太ああああああ

まさか昨日アップルパイを独り占めした

ことに腹を立って俺を殺す計画を立てていたとはなあ?」

俺は再び健太の胸倉を掴む


「まってて!誤解だよアップルパイごときで

そんなことはしないよ」

「アップルパイごときだとおおおお

ふざけるな!アップルパイはなあ」


「落ち着いてよ論点ずれてるよ」

「どうした?何か騒がしいようだが部屋に入るぞ」

「まったあああああああ」


俺の必死の静止ににもかかわらず

部屋の扉をゆっくりと開くご入室、そして俺と目が合う

どう見てもユリスの鬼神ご本人である

やべよー殺されちゃうよ

こうゆうときは必殺技でも決めるかな


「いくぜ!!鳳凰土龍炎」

俺は空中に飛び上がりユリスの鬼神の前に降り立つ


「!?何事だ!」

ユリスの鬼神は驚いた表情を見せた

よしこれからが大事だ


「尻尾を握ってしまい誠に申し訳ございませんでした!!」

俺はこれでもかと、床に頭をこすりつけた

「信じてもらえないかもしれませんが尻尾を掴むことの

意味合いを知らなかったんです!」


これで許してもらえるだろか?

許してもらえなくてもせめて命だけでも

助けてもらえないだろうか?


「はあ~やめてくれその謝り方をされると

こっちが申し訳なくなってしまう

もうその件は君の友人の謝罪のおかげで

気にはしていない、頭をあげてくれ」


どうやら許してくれたようだ

俺はゆっくりと頭をあげる。

しかし健太が謝罪?俺のために

何もしていない健太が?


「あの~友人の謝罪というと~

まさか俊太は土下座をしたんですか?」

「土下座?よくわからんが今の君のした謝罪とたがね

同じことしていたな、まあ飛んではいないが」

やはり健太は俺なんかのために土下座まで

してくれたのか、なんか感動してしまう


「健太様ありがとうございますうううう」

俺は泣きながら健太に抱きつく

「気にするなって僕たち親友じゃないか」

俺はこいつと親友でよかったよ



「こほん、えーいいところにすまないが

私からも一言・・・

私もいきなり切りかかって申し訳なかった」


ユリス鬼神いや、少女は深々と頭を下げ

しばらくして頭をあげた


「まあまあ二人ともここは仲直りの握手でもどうかな」

健太がそんなこと提案してくる

俺はもちろん構わないけど


「うむ、そうだなここはひとつ」



そういって少女は手を差し出す


「そうだな」


そして俺も手を差し出しお互い

手を強く握り合った

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