応援コメント

第13話 おっさ(略 ですが(外科的に)左腕に封じた精霊が疼きます」への応援コメント

  • とくがわさん、はじめまして。
    おっさん自主企画主催のにとろげんと申します。

    初めから最新話まで読ませていただいたので、稚拙ながら感想をこちらに書かせていただこうかと思います(レビューは別途です)。


    まず魅力的だった点。

    ・理論が面白かった。
     最近は魔法などを「まほうのちからってすげー!」で片づける小説も多い中、生物学(詳しくはないので表現が間違っていたらすみません)の観点から切り込んで研究、考察していくのは読んでいて楽しかったです。私は理系でも物理寄りの人間なので、テスラの話は大変興味深いものでした。

    ・おっさん度50点。
     主人公ですが、あまりおっさんという印象は受けませんでした。序盤の町へ移動するシーンでは身体的に少し老化の兆しが見られましたが、内面的には若く、ある意味研究者らしいのかなという感じです。物語には適していると思います。

    ・スタートのキャッチーさ。
    『魔王城を核で爆破した』というスタートは大変衝撃的で、読者の興味を引き込むには最高だったと思います。個人的には放射能とか熱線とか大丈夫だったのかな……と思いますが、まあ魔王城周辺に住む人間もいませんよね。


    続いて引っかかった点。

    ・誤字脱字。
     微妙に残っています。助詞が抜けている所もありました。

    ・主人公の精神面。
     正直マッドサイエンティストかと問われると頭をひねってしまいます。まだ人間臭いといいますか、研究のためになら自他の命でも捨てられるというほどではないのかなと。人間を殺せないという設定についても何か過去があるのかもしれませんが、核で魔王を葬った人間の行動としては違和感を感じました。ヒロインの体に興奮しているのも俗な感じを出してしまっているかもしれません。

    ・敵の設定。
     国教会という大きくて明確な敵が存在しているということは良いのですが、それが活かしきれていないのかなと感じました。主人公へ監視の目もやらず(伏線部分の正体は明らかになっていないので本当は送っているのかもしれませんが)、代表者や目立った活動も分からない。最大宗教でありながら街には息がかかっているようにも見えませんし、名前のあるキャラクターも出てきていないので読者の中ではかなりあやふやな状態です。


    以上、自分のことは棚に上げつつ感想などを書いてみました。


    これからもファンタジー世界における様々を、化学的観点から楽しく解説されていってください。クリスの烙印が解かれる日を楽しみにしております。


    最後になりますが、今回は私の自主企画に参加していただき、本当にありがとうございました。とくがわさんの執筆活動がより良いものとなることを願っております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    凄くきちんと読んでいただいていて感謝感激です。


    オープニングのアレさにしては、主人公のマッド度が足りない、というのには同感です。
    正直なところもっと自由にやらせたらよかったかも知れないとは思っています。
    どちらかというと「人間以外なら何ぶっ殺してもどってこたねぇよ!」って感じなんですが、人間だけはダメってのはなんなんでしょうね。謎です。
    マッドサイエンティストも人間だ、とは思うんで、こんなもんかなという気もしてます。このあたり意見分かれそうな気もしないでもないですが。

    国教会に関しては割とボカして書いています。結構作品の根幹なので……ちょっと明かせないです……

    これからもぼちぼち書かせていただきます。よろしくお願いします。