「モノづくりがやっぱり好きだ。」という人へ。背中を押してくれます。

色々な種族が暮らすファンタジーな世界観。親しみやすくも特徴的な登場人物のやりとりが暖かく、ほんわかとしていて癒されました。
何気ない日常の、キラキラした瞬間の描写が心地よかったです。
物語に登場する道具の構造や仕組みの描写表現が詳しく、情景がイメージしやすかったので世界観の中にかなり没頭できました。読んでいて楽しかったです。


そのまま物語として楽しむのがベストな気もしますが、夢や目標に向かって頑張っている人、一度社会に出て悩みもがいている人が読むと、パワーもらえたり何か力になるんじゃないかなぁとも感じました。

特に、モノづくりが好きで実際にモノづくりを職にした人の葛藤や、心理的な部分、精神的な成長の描き方が上手だなぁと感じたので、モノづくりの道を歩んでいる人にはドンピシャで感情移入できるストーリーだと思います。

私は勝手に主人公に自分重ね合わせて、この小説に背中押されました!(笑)もう一度、色々楽しんでみようと思います。
素敵な物語をありがとうございます。今後の展開も楽しみにしてます!