第三話・休日、踏み荒らされない芝生
僕とハツミはその日久しぶりに街の中心に出掛けていた。
日曜日で、休日で、天気も良くて。
平和で健康的で財布にも余裕があって……。
滅多にはなかったけれど、すべての条件が満たされ、ビンゴのように一列に揃った日、僕らは二人で出かけることにしていた。
自然公園を散歩したり、映画を観に行ったり、ショッピングをしたり、言ってみれば普通のデートをするわけだ。
僕らはどちらかといえば家の中でゆっくり本を読んだり、借りてきたDVDを観たり、食材を買ってきて自分たちで好きなものを好きなように調理して食べたりする事のほうが多かったので、外出するようなデートらしいデートなんてあまりしたことがなかった。
インドア派というグル―プに括られてしまうのかもしれないけれど、決してその言葉の響きに含まれるほど暗く引きこもっていたわけではなく、ただ単に自分たちの住まいがとても居心地良かっただけの話だ。
自分達の帰るべき場所が居心地の良いものである……それは本当に幸せな事なんだと僕は思う。
ともあれたまには街をぶらつくのも悪くはない。
十月、やはり猛暑の残響で、相も変わらず気温は平年よりも高い位置で推移し、季節は秋めくというよりかは夏がようやく薄まってきたという感じだった。
それでも圧倒的な勢力をほこったその年の夏も、季節の移ろいゆく力、地球が太陽の周りをグルグルとまわる公転の偉大なる力には抗うことができなかったようで、ほんの微量ではあるけど確かに街の空気にも秋の匂いが混ざり始めていた。
盛者必衰とは本当によく言ったものだ。
一通り街を散策したところでちょうどお昼時となったので、僕らは何度か来たことのあるイタリアンレストランに入ることにした。
そこでは安くてボリュームのある美味しいパスタランチが食べられる。
ハツミは食べ物の好き嫌いが全くない。
というよりか雑食と表現したほうが、彼女の食に関する許容範囲の広さが伝わりやすいかもしれない。
特出して好物なものがあるわけでも嫌いな物があるわけでもなく、ハツミはこの世の中にあるすべての食物を均等に平等に愛し、どんなものでも必ず最後まで残さずに食べた。
そして食べ終わった後の皿の上はまるで舐めつくされたかのようにつるりと何も残らなかった。
どんな風に食べればあんなにキレイに物を食べられるのだろうと僕はいつも感心する。
店の人にとって見ればこんなに嬉しいことはないだろう。
実際に僕の見ていないところで皿を舐めているのかもしれない。
「確かに私は何でも食べる」
彼女は言った。
自然と会話の流れでその話題に触れた時だ。
「でもね、美味いとかまずいとかに頓着がないわけじゃないのよ。むしろ色んなものを選り好みしないで食べているから、かえって人よりも味覚は敏感になっていて、舌は肥えている方だと思うな。だからどこぞの美食家さん達やら星の数を点けてまわって歩いてる人達みたいに、どうしても料理の細かいところまで考えたり、見えてきちゃったりするのよ。まぁ、その人たちは三口くらい食べて後は残しちゃったりするけど私はそんなもったいないことはしないで、最後まできちんと食べるわ、どんなに口に合わなくてもね。それが食べる側の人間の最低限のモラル。食べさせる側には当然美味しい物を提供するっていうモラルがあるはずなんだけれど、それが必ずしも守られているかどうかは難しいところよね。食べ物屋ではお金を払ってるんだから残す残さないはこっちの勝手だろなんて言った人もいたけれど、それとはまた別の話」
「料理が見える?」
「そう、見えるの。そうねぇ、例えばこのトマトソースだけど」
と彼女はクルクルとフォークに巻き付けたスパゲティーを一口食べ、自分の言わんとしている事に裏付けが付いたかのように一つだけ小さく、しかし確信をもって頷いた。
「すごく美味しいと思う。ちゃらちゃら上辺だけ飾った変な色気もついてないし、まるでイタリアの田舎のお母さんが家族のために愛情をたくさん込めて作ってくれたような、素朴だけど家庭的な味でほっこりと温かみがあって……。なによりもすごく丁寧に作られてるわね。トマトソースってね、手を抜こうと思えばいくらでも抜けて、それでもそれなりに美味しくできちゃうわけ。有名なレストランでもけっこうこういう誤魔化しっていうか、なんちゃってみたいな感じのものを平気で出してるところが多いのよ。だけどね、微妙なトマトの煮込み加減とか、ニンニクの香りの出し方とか、食材の鮮度や種類の選び方とか、ほんの小さなひと手間ひと手間を惜しまなければ、そこには自然に底なしの奥深さが生まれてくるものなの」そう言って彼女はペロリと大盛りのスパゲティーを平らげ、海藻のサラダの残りに取り掛かった。
「私にはそういうのがわかるの。見えてきちゃうってのはそういう意味。その点でここのソースは本当にしっかりと作られてるわ。まぁ、私の好みとしてはもう少しトマトの酸味が効いててもいいけどね」
僕も感心して聞いていたけど、僕らのテーブルの近くで水の給仕に待機していたホールの男の子はことさら感銘を受けたようだった。
帰り際のハツミを見送る彼の目には、純粋な憧れの色がうかがえた。
ちなみに僕は三種のキノコのペペロンチーノを食べた。細かいことはよくわからないけれど、とにかく絶品だった。
「さてさて、おなかも満たされたし、帰ろうか?」レストランを出て少し歩いたところで僕はハツミにそう聞いた。
「もう一つだけ寄ってもいい?」
「もちろん。君が行きたいところは僕の行くべきところだ」
「フフフ、いつもいつもそんなキザな台詞をどこから引用してくるのかしら」
「引用なんてしない。すべて僕の内側から生まれ出でるオリジナルだよ」
「あなたの中にはクサイ言葉を量産する工場があるわけね」
「そういうこと。でも工場じゃなんだか色気がないな。僕のはもうちょっとインテリジェンスな趣があるものなんだけど」
「さあ行きましょう」
と笑いながらハツミは僕の手を取った。
「そこはあなたの行くべきところだから」
*
彼女の言うとおり、辿り着いたその寝具屋は確かに僕らの行くべきところだった。
春先にハツミの羽毛布団の修繕を頼んでいたことを僕はすっかり忘れていた。
その時ハツミが店主に、秋口までその大判の羽毛掛け布団を預かってくれるよう交渉したんだっけ。
僕が当時住んでいたアパートは立地の条件の良さといい築年数の若さといい、その家賃の安さは破格と言っても決して過言ではない位の掘り出し物だった。
僕は入居する際、実は訳あり物件ではないのか?と訝り、紹介してくれた不動産屋に何度もしつこく尋ねたものだったけれど、よくよく理由を探ってみればなんてことはなく、ただ単に大家さんがとても良心的な人だという話だった。
しかし、世の中には完璧なものなどない。
それは僕ら人間が満足を知らず、飽くなき探求心というものをDNAの中に組み込んでしまった欲深な生命体であるせいなのか。
はたまた万物の摂理としてそんなものは絶対に存在しえない絵空事なのか。
僕には何とも言えないところだけれど、とにかくその部屋にも欠点はあった。
収納スペースが極端に狭かったのだ。
元々ちょっと広いめの単身者向けアパートというコンセプトで建てられたものらしかったけれど、唯一備え付けられたそのクローゼットはそれにしても小さかった。
厚手の冬物のコートが一着とスーツが二着、後は細々した物を入れた中くらいの段ボールを二つ入れればそれでもう一杯だった。
寝室にプラスチックの安いタンスを置いているので衣類をしまうのには事足りるとしても、余計な物を収める場所など当然皆無であった。
まぁ、事実物をあまり持たない僕が一人で暮らしていた時分にはとりあえず不自由しなかったのだけれど、突然ハツミがニッコリ笑いながら大荷物を抱えて越してきた時、事態は急転した。
僕はおもわず首を振ってため息を吐いてしまった。
どうにかこうにかその荷物の大半をしかるべきところに収めきる――居間、寝室、台所、玄関、そして浴室にまで亘って万遍なく――ことができた。
しかし例の羽毛布団だけはどうすることもできなかった。
クイーンサイズの羽毛布団はなにせ大きくてかさばった。
なかなか年期の入った、品質も確かな物であるらしかったのだけれどその分繊細な代物で、圧縮袋に入れて潰すことも出来なければ、だらしなくそこら辺に畳んで置いておくのも忍ばれた。
ハツミはこの布団がフリーマーケットで投げ売りされていたところを一目ぼれして購入し、直し直し大切に使ってきたのだそうだ。
なおさら邪険に扱えなかった。
「うーん、どうしたものか」
僕はほとほと困り果ててそうつぶやいた。
「とりあえずは布団屋さんに持って行きましょう。シーズンも終わったことだし、中も外も一度全部キレイにしてもらわないと。しまう場所はそれから考えましょ、ね?」
「布団屋かぁ……近くにあったかな」
「そこら辺は抜かりないわ。ここに来るまでの間にちゃんと一軒見つけておいたから。案内してあげる」
と彼女は茶目っ気たっぷりにウインクした。
ハツミの抜かりのなさはそれだけでは留まらなかった。
持って行った布団屋の老店主となにやら馬があったようであっという間に意気投合してしまい、修繕を頼むだけのつもりがその保管の約束までも一緒に取り付けてしまったのだ。
抜かりがないとは言ったけれど、誤解しないでほしいのは決してハツミに小狡い感情があったわけじゃない。
老店主は僕らの置かれている事情を聞き、ハツミが話の流れで冗談半分に言った申し出を物腰も柔らかく快諾してくれた。
僕らは慌てて断ったのだけれど店主は譲らず、結局僕らはその親切に甘える事になった。
せめてものお礼にと修繕代金に少し色を付けて差し出そうとしたけれど、店主は頑なにそれを拒み、久しぶりに若い人達と話ができて楽しかった、嫌な顔もしないでこんな年寄りの相手をしてくれたのが本当に嬉しかった、そのお礼だと思ってくれていい、そんな趣旨の言葉を言った。
昨今では珍しい『粋』を何より重んじる人物のようだった。
その粋のおかげもあって、僕らの収納問題はとりあえず解決した。
やはり二人で暮らすには手狭だったので、預かってもらっている間に別のアパートへ引っ越して十分な収納を確保し、いつでも受け入れられる態勢はできた。
そのうち引き取りに行かなくちゃなんて言っているうちに僕の方ではポッカリその布団の存在を忘れてしまっていた。
ハツミの方はというと、僕の知らないうちにあれからも何度かその店主と雑談や将棋の相手をしに店へ顔を出しに行き、親交を深めていたそうだ。
自分にはできないことだなと、一段とカサを増した大きな羽毛布団を抱えながら歩く我が家への帰路で僕はそう思った。
それならもっと早く引き取りに来れたんじゃないのか?
とも思ったことは言わないでおこう。
*
*
*
前にも述べたように、僕はある時期を境に他者と僕との間に厚いフィルターをかけた。
おかげで僕の周りは以前よりずいぶん静かになり、生活のペースもがらりと一変した。
まず変化が一番顕著だったのは、人付き合いが減ったことによって活動時間帯が夜型から朝型へとシフトしたことだろう。
酒の席や気乗りのしない集まりをなるべく避けるようにしたせいで、寝る間もなく連日夜中まで騒ぎまわるなんていうこともなくなり、大好きだったアルコールの量も極端に減った。
僕は熟練者が叩くドラムスのように生活のリズムを毎日規則正しく刻んだ。
ひょろりとやせ気味だった体には三食をかかさず、それもしっかりと食べるようになったおかげで少しだけ肉が付いたが、それでも理想体重の範囲内だった。
肌にも艶がでてきたし、便通もいい。
ひと月に一度は必ず引いていた風邪もまるで引かなくなったし、原因のよくわからない突然の頭痛も気がつけばなくなっていた。
つまり僕の体はこれまでにないくらいに健康になった。
というより、逆に今までどれだけ不摂生に生活をしてきたのだろうと我ながら呆れてしまったくらいだった。
外食する回数も減ったので自炊をすることを覚えた。
料理はやってみるとなかなか楽しいもので、すっかりはまってしまい、それまで豆腐の絹ごしと木綿の違いも判らなかった男が、今では砥石に出刃包丁をあてている。
もちろん周りの人たちは僕のそんな変化を敏感に察知した。
週末には必ず遊びに誘ってきた同僚たちや上司も、僕が何かしら理由をつけて断り続けているうちに声をかけてこなくなった。
何軒かの行きつけの飲み屋からはしつこいくらいに電話がかかってきた。
そちらは商売だから当然と言えば当然なのだろうけれど、僕が携帯電話の番号を代えてからはそれもなくなった。
学生時代の友人ともいつのまにやら連絡を取らなくなった。
当時付き合っていた恋人ともなんやかんやあった末に別れてしまった。
新聞の勧誘さえパタリと来なくなった。
……あとは誰がいなくなったろう?
ともかく、多くの人が僕の側からいなくなってしまった。
そして一番の問題は、人がいなくなったということではなく、僕がそれら一切をあまり惜しいとは思っていない事だった。
短く別れの言葉を告げて(あるいは何も言わずに)去っていく人々の背中にすがりつき、止める事だってできたはずだ。
そうする事を望み、あえて背を向けた人もいたはずだ。
いよいよ最後の最後になって僕がその人を求めるのではないかと、行かないでくれと涙を流し、留まる事を懇願するのではないかと期待して……。
誰かが僕に言い放った言葉があった。
『あなたの庭の芝生を踏める人なんてどこにもいない』
それは本腰を入れて孤独へと突き進もうとする道すがら、当時付き合っていた恋人との別れ際にその人から言われた一言だ。
庭とはおそらく僕の中の個人的空間、平たく表現すれば心を例えたものだ。
何かの本の引用か、それとも彼女が日々の暮らしから自分で導き出したのかそれはわからない。
ただ確かに言えることは、彼女のその言葉は僕の人間性をこれ以上ないくらい的確に捉えていた。
僕は誰にも心を開いていなかった。
僕は僕の庭の芝生を決して誰にも踏ませはしなかった。
もちろん彼女にも。
僕らはいつでも鋭く地面に突き刺された柵越しでしか話したこともなければ抱き合ったこともなかったのだ。
彼女は初めから全てわかっていたのだろう。
僕が自分を愛していないということを。
そしてこれからも愛してはくれないだろうことを。
彼女は決して鈍感な人間ではなかった。
むしろ僕なんかよりよっぽど聡明で機敏で頭のいい、とても堅実な考えのできるまともな女性だった。
それでも彼女は僕を懸命に愛してくれた。
見込みも保証もなにもない恋だと知りながら、芽吹くかどうかも分からない種に毎日欠かすことなくたくさんの愛情を注いでくれた。
一体こんな僕の何をそこまで愛することができたというのだろう。
僕はそんな彼女の献身的な愛に報いようとした。
彼女を愛そうと、注がれた思いの分だけ僕も彼女を愛し返そうと努力した。
彼女を知ろうとしたし、僕を知ってもらおうと思った。
婚約指輪を渡し、結婚の約束までした。
彼女は生涯の伴侶として文句のつけようのない女性だった。
美人で優しくて家庭的で気立てがよくて。
僕らを知っている誰もが、二人はこのまま順調に結婚するんだと思っていたはずだ。
なにせ喧嘩一つしたこともなければ意見が食い違ったこともなく、人から見て見れば本当にお似合いの二人に写っただろう。
事実、僕らは仲が良かった。
何もなければいまごろ僕はそのまま彼女と結婚し、子供を授かり、家庭の中に生きていたかもしれない。
……だが、駄目だった。
当の本人達が一番よくわかっていた。
二人にこやかに佇むその間に、本来あるべきはずの愛が全く欠けていたことを。
そして一緒になったその先に待ち受けているものは、きっと幸せ以外の何かであるということを。
僕は彼女に別れを切り出した。
色々なことの取り返しがつかなくなる前にと。
「この先、あなたの庭の芝生を踏める人なんて出てこないと思う。あなたがそう居続けるかぎり」
彼女は言った。じっと僕の目を見つめ、消え入りそうな小さくか細い声で。
「ごめん」
「謝らないでほしいな、泣きたくなっちゃうでしょ。頑張って我慢してるんだよ、今」
彼女は唇をギュッとかみしめ、本当に涙をこらえていた。
目が真っ赤に充血し、肩も細かく震えていたが、決して最後まで涙の粒を落とすことはしなかった。
強く、聡明な彼女らしい。
「負け惜しみを言うわけじゃないけど、ずっと前からこうなることはわかってたんだよ。あなたは優しいし、すごく私に親切だった。なによりも、こんなに自分が誰かを愛することができるんだって、誰かをこんなに大事に思えるんだってことを教えてくれた。でもあなたはそうじゃなかった。あなたは私のことを同じように愛してはくれなかった。ううん、そのことは別に責めないよ。それでもよかった。それでも私はあなたと一緒にいたかったし、いつかずっと時間がたって、いつか私を愛してくれる日が来ればそれでいいんじゃないかって思ってた。いつか私を心から求めてくれる日が来るんじゃないかなって」
彼女は震える声でそこまでを一息で言った。
そしてしばしの重い沈黙の後、吐き出すように呟いた。
「……なんであなたなんかを好きになっちゃったんだろ?私の何が悪かったんだろ?なんで私はこんなに悲しい思いをしなくちゃいけないんだろ?なんで怒れないんだろ?なんで憎めないんだろ?……なんであなたを嫌いになれないんだろ?」
「……ごめん」
僕にはただ謝る事しかできなかった。
僕に一体何が言えるというんだろう。
彼女に落ち度なんか全くない。
一つもない。
悪いのは百パーセント僕なのだ。
そして彼女も去って行った。
最後まで僕のことを思い、心配してくれた唯一の人だった。
僕は静かに彼女を見送った。引き止めることもすがりつくことも涙することもなく、ただ自らの心に虚空が広がっていくのを感じながら。
それからの僕は本当に自棄になってあらゆる人間関係を壊しにかかっていった。
別れた婚約者に対する罪悪感があったのだと思う。
一人でも繋がりを残したりしたら、あそこまで僕を求めてくれた彼女に申し訳ないと。
だけどこれで良かったんだと思ったのもまた事実だった。
僕はもう、誰にも傷ついて欲しくなかった。
そしてなにより、それを見て僕自身も傷つきたくなかった。
どうせ僕には誰を受け入れることも、愛することも一生できやしないのだ、と思った。
僕には何もできなかった。
もう傷付ける事も傷つけない事も出来なかった。
……それならば一体。
何ができるというのだろう?
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