第2話

 ある日謎のLINEが届いた。

 その文章には「LINE、あってるよね?」と書いてあった。俺は相手が誰かわからなかった。

 なので、俺はとりあえず「今日、弁当のおかずで話した方ですか?」と送った。

 今更ながらに俺は後悔していると、

「はい」と返事が来た。

 ――なぜ俺のLINEを知っている?

 俺は家族以外にLINEを教えてる人は誰一人としていなかった。

「いつLINEを知った?」

「最初のやつ読んだ?」

「読んだけど⋯⋯?」

「なら分かるよね?」

「もしかして勘か?」

「うん」

「お前の勘すごいな」

「こんなに話すとは思わなかった?」

 ――急に話が変わったな

「あぁ」

 返事は怒ったスタンプだった。

「なんで怒ってんだ?」

「そこは普通、いやって言うとこなの!」

「言うじゃなくて書くだけどな?」

「細かい!」

 彼女はそれから1ヶ月口を聞いてくれなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る