第17話 発音は、ゆっくりでもしっかりと
言葉は伝わらなければ、一歩的な発信でしかありません。
焦って喋って、ちゃんと発音されてない、そんな経験有りませんか?
実はゆっくり喋っても、スピードはそんなに変わりません。
私の自宅近くのコンビニに、何を言っているかわからない店員がいます。
何度聞いても、「あしゃしゃしゃしゃしゃしゃす。しゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃいしゃせ」と聞こえます。
おそらくですが、「ありがとうございます。またお越し下さいませ」と言っている気がします。
まぁ、経験上で予測しただけですが。
他にも公共料金を支払う時に、確認ボタンがレジに出ます。
ボタンを押して欲しいとの店員の指示は、やはり何を言っているかわかりませんでした。
滑舌が悪いだけ?
いいえ、滑舌悪く喋ってるだけです。
試しに、噛んでも早口で喋る、ゆっくりでもしっかりと喋る、この2通りで下のセリフを喋って下さい。
「ありがとうございます。またお越し下さいませ」
試してみればわかります。
タイムにそれほどの違いはありません。
これだけのセリフであれば、その差は1秒も無いでしょう。
焦る気持ちは理解出来ます。
前職では、電話応答マニュアルがあり、電話をとった際は、「お電話ありがとうございます。◯◯◯でございます」と言わなければなりませんでした。
正直長いとおもいます。
電話口のお客様を待たせてはいけない。
そんな気持ちから、ついつい早口で何を言っているかわからない発音になっている、そんな経験は有ります。
焦って喋って人に伝わらないより、ゆっくりでも正確に話す。
そんな意識をしてみませんか?
自分は滑舌が悪いと思っているなら尚更です。
何よりも、相手に伝わらなければ、言葉を伝えたことにはなりません。
それは、ただの独り言です。
伝えてこその言葉、感謝の言葉なら尚更です。
「あっしゃす」ではなく、「ありがとうございます」の方が、丁寧に聞こえますし、感情も伝わるでしょう。
相手に言葉を伝える、思いを伝える、それは想像以上に難しいのです。
自分の言葉は、自分が思った通りに相手に伝わる訳ではありません。
間違った捉え方をされる事も、多々あります。
ちゃんと伝わらない可能性があるなら、伝える方法を考えなければなりません。
伝える内容も然り、伝え方も然り。
先ずは、発音から初めてみましょう。
ゆっくりとでも、丁寧に。
それだけの意識で、だいぶ変わるはずです。
気になったら、お試しください。
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