第7話 集中力について

 さて、本日は集中力について語りたいと思います。

 自分は集中力が無いと思っている人、それは間違いです。

 集中力は、天賦の才では有りません。

 誰にでも有り、発揮する事が出来るのです。


 例えば、遊びに行ったり、楽しいことをしていると、あっという間に時間が過ぎていた事は有りませんか?

 まさにその瞬間、集中して時が過ぎていたのです。

 逆に、学校の授業や仕事がとても長く感じるのは、集中して無いせいだと言えるでしょう。


 繰り返しますが、集中力は誰にでも有り、誰でも発揮出来ます。

 人により異なるのは、集中の仕方が上手いか下手かの違いだけです。


 集中している状態とは、自然と集中しているものです。

「よし、集中するぞ!」といって集中出来るのでは無く、「気がついたら集中してた!」というのが、集中している状態です。


 では、どうしたら意図的に集中出来るのでしょう?


 テスト勉強をしないといけないけど、なかなか集中出来ずに、ついつい漫画やTVを見てしまう。

 これを読んだら勉強しよう、この番組見たら勉強しよう、そう自分に言い聞かせても、なかなか勉強に入れない。

 こんな経験をした人は、少なく無いと思います。

 自分は集中力が無いせいだと思っていたら、それは間違いです。

 何故なら、集中の仕方が間違っているだからです。


 勉強が苦手な人は多いでしょう。

 だから、なかなか手を付けられない。

 勉強する時は、簡単な問題から始め、段々と難しい問題に取り組みましょう。

 得意科目が有ればそれから取り組み、段々と苦手科目に移りましょう。


 始めから、難しい問題や苦手科目に取り組もうとしても、嫌になるのは当たり前です。

 出来そうな事、やり易い事から始める。

これが、集中している状態に入る鍵です。

 簡単な事から始めると集中しやすく、そこから段々と集中力が高め、高まって来た頃に難しい問題や苦手科目に移りましょう。


 次に、条件付けをしてはいけません。

 ○時になったら勉強しよう、この一冊を読んだら勉強しよう等。

 条件付けた時間に勉強を始める事は難しいです。

 やろうとおもったら、直ぐに行動する。

 これが大事なポイントです。


 更に、気合いをいれても、気合いは長続きしません。

「よっしゃー、やるぞー」とテンションを上げまくっても、それは長く持続せず、ヒュルル~と次第に下がって行くのです。

 だから、自然と集中している状態を作り出す必要が有るのです。


 最後に、どんなに頑張っても集中力は90分程で切れます。

 適度に休憩をする事も、集中を高める鍵です。


 これまで勉強を例にしましたが、仕事や家事も同様です。

 難しく大変な仕事より、簡単に出来る仕事を先にどんどん片付け、集中している状態になった所で、難しい仕事に取りかかりましょう。

 もちろん、適度な休憩は忘れずに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る