第3話 対人恐怖症について
さて今回は、対人恐怖症について触れたいと思います。
自分は人見知りである。
そう思われる方は、少なくないでしょう。
それも極度の人見知りとなると、社会生活が大変になります。
引き籠りで済めば良い方です。
確かに、若い内は引き籠りでも良いでしょう。
両親はいつまで健在ですか?
いつまで働かずに生活出来ますか?
自宅で仕事が出来ようになるのに、どれだけのスキルと時間が必要ですか?
考えれば考えるほど、暗くなると思います。
しかし人と関わらずに、生きていくことは出来ないのです。
軽度の対人恐怖であれば、人と接する事が全く出来ないはずは無いです。
ただ凄く嫌なだけで。
無理をすれば、社会生活を送る事も出きるでしょう。
ただ、ストレスが過度にかかります。
それは、精神疾患の引き鉄となり得ます。
精神障害に限らず、疾病全てにその原因を解明する事は必要になります。
それが出来ないと、根本的な治療が行えないからです。
ですが精神障害は、様々な要因が複雑に有るケースも有ります。
特定のトラウマ等が原因になっているだけでは無いのです。
精神障害は、ある程度の薬物治療は可能でしょう。
しかし、メンタルケアの必要性は非常に強く感じます。
同時に自分に合ったメンタルケア方法や主治医を探すのは困難を極めます。
あるメンタルケア専門医と面談した際に、「私ではあなたのケアを充分に行う事が出来ない」と言われた事が有ります。
結局、自分で何とかするしか無いと考え、自己流メンタルケアを実行する方もいらっしゃるでしょう。
人が怖いですか?
なぜ怖いのですか?
人が嫌いですか?
なぜ嫌いなのですか?
考えた事が無い方は、考えてみて下さい。
好き対義語は無関心です、嫌いでは無いんです。
人を知らないから怖いのでは無いですか?
好きだから事こそ、許せなくなる事は無いですか?
テーマは理解する事、そして認める事と許す事です。
人とコミュニケーションを取る事が難しいと考えるなら、身近な人とコミュニケーションが取れる様に、訓練してみては如何ですか?
やってみたら案外出来るかもしれませんよ。
漠然と人が怖いなら、知ってみる事から始めて見ては如何ですか?
自分が知らないだけで、意外と良い所をいっぱい持ってる人と、出会えるかもしれませんよ。
理解していれば、許せる事も有ります。
知っていれば、許容できる事も増えていきます。
怖い、ただ怖い。
わかります。
私も同じです。
だからこそ、前に進む勇気を称賛します。
一歩ずつでも、進むもうとする事は、とても尊い事です。
ただ、一つ注意を。
無理をして行動し、余計にストレスを溜めない様にしましょう。
当然、自己流メンタルケアより、専門医にアドバイスを頂いた方が、より良い解決方が見つかるはずですから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます