第7話 薄雲

ほしまつり

君の短冊

見つけても

え見出せぬ

我が名かな


《たぶんの真面目訳》

七夕に

君の短冊

見つけても

見つけることができない

私の名前だなぁ


《脚色した現代語訳(語り口調)》

七夕の夜君の短冊を見つけました。でもそこには私の名前がありませんでした。


《一応の解説》

えーず ーできない


《一にのまえ解説》

前回は少し長かったですね。言い忘れていたことですが、題名の後の名詞は、源氏香(平たくいうと、源氏物語に出てくるお香の香り当てゲーム)から名前をとっています。


今回は七夕のちょっとした奇跡(あまり嬉しくないけど)を歌にしました。

少し悪趣味な人ですね。他人の短冊見るなんて。

でも、身長が同じくらいで住んでいる町も同じならば、このようなこともあるのでしょうか。


もし織姫と彦星が、

「Aさんと恋人になれますように」

と書いてある短冊をBさんとCさんが書いているのを見たら、一体どうするでしょうか。

さらにAさんがDさんと両想いで、2人とも短冊にお互いのことを書いていたらどうなるでしょう。

4人全員の願いを叶えてしまうと、浮気をしていることになるので、最終的に全員傷つくでしょうね。

4人全員が傷つかない方法って誰の願いも叶えないってことですよね。

でもそれって誰得って感じです。

一番効率的に見るなら、AさんとDさんが付き合えばいいのですが……。こう見るとトロッコ問題に似てきましたね。



話かわって、流星群がたまに来ますね。

いつも見ようと思うのですが意外と数が少なくて。もうすぐ人工的にできるようになるとかなんとか。


期待です


皆様に31音の魔法がかからんことを

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