第6話

雲際(うんさい)も

彼者誰時(かわたれどき)の

空あかし

照れ隠したる

心(こころ)九重(ここのへ)


《たぶんの真面目訳》

雲際も

彼かは誰たれ時どきの

空は赤い その「赤し」ではないのだが(いま)明かしたのは

照れ隠して

ずっとつもっていた気持ちだ


《脚色した現代語訳(語り口調)》

空の果てまでも、明け方のそれは赤く染まっています。その「あかし」のことではないのですが、ずっと隠して、言えなかったことを、この赤い空に託して、ずっと心につもっていたあなたへの気持ちを伝えます。

「ずっと好きでした。」


《一応の解説》

雲際

雲の果て


彼者誰時

まだ薄暗い明け方(黄昏時の反対)


九重

宮中という意味もあるが、今回は数多く重なったという意味で使用


あかし

掛言葉(赤い&明かす)

矛盾してるのかどうか考えたけれどわからなかったというのが本音。


《一にのまえ解説》

今回、脚色した現代語訳が暴走気味ですね。(客観視しているけど訳者ももちろん茜自身。)


この歌は朝の告白がテーマです。

朝だけにある、神聖な感じ。いいですよね。(早起きしてみるよりも夜更かしする方が見れる可能性が高いような茜のライフスタイル。)

といっても朝の告白は少しレアですよね。イメージは全寮制の学校で作りました。このあと2人で学校までの短距離を歩くのでしょうか。

でも、ずっと言えなかったんだし、周りも同じ時間に通学するだろうから、手は繋げないんでしょうね。

部屋に戻っていつものメンバーに

「ごめんけど、私ちょっと先に行くね。」とか言ったら、

「どうしたw」

とか言われて

「えっ!」

とか言いながら顔を赤く染めて……


そろそろ妄想終わります。


葉桜になりましたね。

一瞬しか桜が見えなかった……


ありがとうございました。

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